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批判されるとムキになる正義マン

大きな流れに抗い、声をあげることは素晴らしいが、だからと言って何もかもが許されるわけではない。

大きな力に抑圧され、不幸を招くことは止めたいが、だからと言って誰かを不幸にしていい理由にはならない。

どんな差別や、理不尽な仕打ちをされようと、それに対抗するのに同様の手段を用いてはならない。

“正義”の為の戦いでビルを破壊しても咎められないのは特撮ドラマだからであって、実際にそれをやっちゃダメだ。

しかし、現実では地球環境やら子どもの未来やら健康やらの為に、あれこれ批判し、平和に暮らしている人たちまでも無能・無知と笑い、利権に与する共犯者かのように攻撃を始める。それに対し、何をどう説明しようとも私たちは「操られている」らしい。

その思想や情報は本当に信じて良いものなの?後出しジャンケンでそれらしい理論を展開し、証拠とやらを示してくるが、それを否定する言葉や情報には目もくれない。

正義マンは「その考えは偏っている」と訴えるが、その考えこそが「少数派」であり、世間からしたら「偏っている」からこそ、あなたは広く同志を募って変革をしようとしているのではないか?

そういうマイノリティであるからこそ、あなたを理解できない“おろかな大衆”から攻撃される可能性は大いにある、ということを忘れてはいけない。

正義マは“正義の為”に活動しているかもしれないが、それを良しとしない人たちがいるからこそ、その問題は放置されてきているのだし、それが問題だと認識されてなかったからこそ、今のような状況になっている。

見過ごされてした差別や盲目的に従っていたことを疑うのは悪いことではない。しかし、あなたが打ち出した“正義”は免罪符にはならない。誹謗中傷に対して誹謗中傷を重ねる人たちと同類で、戦い方は考えなくてはならない。

正義マン曰く、私たちは“おろか”なのだから、そんな私たちがあなたの言動を理解できるわけないでしょう。馬鹿な反論だってするでしょう。それを「理解できないバカ」と言って怒っても仕方ないよ。だって私たちはバカなんでしょ?

そんなに賢いのにどうして無条件に理解され、批判なんてされないと思っているのだろうか。バカをバカと言うだけでなく、無知で洗脳されてても理解できる説明や、素晴らしい戦略をみせて下さい。それが必要なことくらいは私でも思いつく。

世の中が間違っていて正常でないならば、その正義が通用しないことなんて不思議じゃないという前提であなたはあなたの正義を貫く覚悟を忘れないで欲しい。

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