【実録】運営組織『八王子ナポリタンクラブ』誕生
前回までのあらすじ
「ナポリタン日本一の街」を目指すため、話題性を最大限に生かした『八王子ナポリタン』のキックオフイベントを企画。
全店舗が一斉にメニュー化し、その瞬間を盛大に祝うセレモニーは、全国に向けた「一大宣言」としての意味を持ちます。
2月22日を「八王子ナポリタン記念日」とし、市長やケチャップメーカーのサポートを得て、NHKも取材に来る規模に。
しかし、50店舗を集めるという最大の課題が残されています。
※前回までの記事をまとめたマガジンです↓
50店舗を集めるために――まずは運営組織の確立から
ご当地グルメ『八王子ナポリタン』を成功させるために、どうしても50店舗の飲食店を集める必要が出てきました。
これまで自分で自分の首を締めるかの様に、大きく大きく広げてきた風呂敷を、現実のものにするためには、この大きな壁を乗り越えることがマジで不可欠です。
でも、その前に必要なのは、50店舗をまとめ、運営していくための組織です。
さすがに一人で全てを管理するのは無理ですから、まずは土台を作らなければなりません。
仲間と共に始まるプロジェクト
その当時、幸運なことに、私には以前からこの『ナポリタン日本一の街』計画について話をしていた飲食店の仲間がいました。
彼らを口説き、正式に運営メンバーとして協力してくれることになり、発案者である私がリーダーとして組織をまとめることになりました。
ただし、具体的な細かい部分は、走りながら調整していこうという「見切り発車」スタイルで始めることに。
少し無謀にも思えるスタートでしたが、「とにかく動かなければ始まらない!」という勢いでスタートしました。
(※このスタイルが後にトラブルを引き起こすとは、この時は誰も想像していませんでした…)
名前に込めた思い――「仲間」としての組織
次に必要だったのは、運営組織の名前です。
私は「協会」や「組合」といった形式的な名前ではなく、もっと親しみやすく、みんなが横一線で活動できるような名前にしたかったのです。
それで思いついたのが、『八王子ナポリタンクラブ』という名前です。
これなら、参加する飲食店が堅苦しくなく、学校のクラブ活動の様に、仲間意識を持って活動できるはずだとイメージして提案しました。
(※このネーミングも後に問題の種になるとは、この時点ではまだ気づいていませんでした…)
地道な作業――地味だけど大切な準備
こうして運営組織の名前が決まり、次はルール作りや会費の設定といった事務作業に取りかかりました。
地味な作業ではありましたが、ここをしっかりと固めておかないと、後々大きな問題になってしまいます。
当時は今のようなAIもなかったので、他のご当地グルメの運営ルールを調べて参考にしながら、地道に八王子ナポリタン用にアレンジしていきました。
こうした地味な作業こそが、プロジェクトを支える基盤となると思い慎重に進めました。
(※しかし、ここまで考えても、後にトラブルが発生することに…)
ロゴマークの制作――「はちナポ」という愛称
さらに、組織の顔となるロゴマークも必要だと考え、ランサーズというデザインサービスで募集をかけました。
「はちナポ」という愛称を前面に出したロゴにしたいというアイデアを元に、ケチャップで炒めている様子をイメージしたフライパンのデザインを依頼しました。
初めてランサーズを利用しましたが、多くの素晴らしい提案が寄せられ、その中から「これだ!」と思えるデザインを見つけました。
運営メンバーに確認し、全員の賛同を得て、無事にロゴマークが決定しました。
次なる大きな挑戦――50店舗をどう集めるか
こうして運営組織の基盤は整い、ロゴマークも決まりました。
いよいよ、50店舗を集めるという本当の大きな挑戦が始まります。
この50店舗を集めなければ、『八王子ナポリタン』プロジェクトの成功はありません。
次のステップに進むために、どうやってこの壁を乗り越えるのか…。
それがその時、私たちに課せられた大きな課題でした。
続く…
※現在は三軒茶屋の『茶』を焼酎の『酎』に変え、三軒酎屋という『本格焼酎の楽園』を作ろうとしてます。↓
エンディング曲↓
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