振り返り 20200527

昨日「その日のツイートを振り返るnoteにしよう!」みたいなことを言っていたけど、早速飽きたので、その形式にこだわらず色々書いてみることにした。

まずはツイートしていない話から。

最近「行ったことないライブハウスやイベントスペースにクラウドファンディング支援する」という小市民なりの善行に励んでいるんですが、そのうちの一つ「神保町視聴室」からドネーションCDが届きました。

色々な方がたくさん参加されてまして、CDは2枚組計30曲。SATOYAMAイベント(ハロヲタ以外誰が分かるんだ)で見かけたことのあるかもめ児童合唱団も参加しています。ハロプロの現場なのに、子供たちが合唱でYellow Magic Orchestraの「以心電信 You've Got to Help Yourself」を歌っていてめちゃくちゃツボった思い出。

話が逸れました。このCDのお目当ては加納エミリさんの楽曲。加納エミリさんは自分で楽曲制作している「セルフプロデュースアイドル」。まだ現場には行ったことはありませんが、少しずつ楽曲(CD・レコード)を集めています。楽曲は「古く懐かしい」「ニューウェーブ」とよく評されていて、80年代っぽい音の質感が好きです。あと顔が本当にタイプ。最後の最後にゲロりました。

CDが届くまで収録曲目は分からなかったのですが、見てみると加納エミリさんは「スルメボーイ(ソロ・ヴァージョン)」 が収録されていました。「江ノ島爆走ギャルズ」名義で7インチレコードで出ていた曲ですね。7インチは買いました。まだ聴いてないですが。

いや、聴いていない理由はアナログレコードプレーヤーの調子が悪いからです。楽曲に興味がないわけではないです。回転数がおかしいのです。少し早い。だからレコード聴くとちょっとテンポが速く・音が高くなるの。嫌でしょそんなの。

ということで先日、こりゃいかんぞと、ブラウザの検索サイトの入力欄に「レコードプレーヤー」「回転数」「調整」などを打ち込みつつ、改善策をググってみたところ、似たような型のレコードプレーヤーで改善された体験談が。

まさにこれ!なんとかなるのか!と意気揚々とマイナスドライバー片手にレコードプレーヤーの下に潜り込んでグリグリしたのですが、なんかダメでした。1時間ほど格闘してダメだったので諦めました。諦めてどうしたかと言うとレコードを一度パソコンに録音して、CD音源と比較して音声ソフトでスピードを落として聴くという2度手間。元気とヒマがある時は良いのですが、超絶めんどくさいので待機レコードは積みあがるばかり。まさに待機盤盛もうこんな人生。先日、週末の昼間に時間見つけて、ようやく12インチシングル数枚を纏めて取り込んだところで次男がお昼寝から起きてきて終了。この次はVIDEOTAPEMUSICの7インチを取り込みたいです!

あ、「スルメボーイ(ソロ・ヴァージョン)」めっちゃ良い感じです。って言ってもこのCDもう販売終了してるのか。かなしめ。

ということで、今日の自分のツイートをざっと見てみる。思えば、この行為自体、このnoteを始めなければやらなかっただろう。こうやって見てみるとほんとうにくだらないことをたくさん呟いている。全くの無駄だと分かっちゃいるけどやめられない。

そういえば一時期「スーダラ節」を聴いて泣いていたことがあった。ざっくり5年前くらい。多分当時は色々と疲れていたのだと思う。「分かっちゃいるけどやめられない」の前のところのフレーズ「これじゃ身体にいいわきゃないよ」「馬で金儲けしたやつぁないよ」「俺がそんなにもてる訳ないよ」のところが来るたびに涙が出ていた。植木等のバージョンで泣いた後に、星野源のバージョンでも泣いたりしていた。もちろん人目を忍んでこっそりである。振り返るとヤバイ奴。おそらく「無意識的に自分の腹の中に収めて、出さずにいる感情」みたいなものを、「ヘラヘラしながら正直に自己開示している」ところに、羨ましさみたいなものを感じていたのじゃないかと思う。そのあと私は「立場が上というだけの人に対する従順さ」を失ったのと引き換えに、割と好き勝手思ったり行動するように出来るようになったので、もうスーダラ節を聴いて泣くことはなくなった。

で、目についたツイートがこれ

今日は坂井泉水さん13回目の命日というニュースを見て、ZARDで一番好きな曲を貼った。別にさっきスーダラ節の話で出てきた星野源とかけて「星の」にしたわけではない。この曲はサビの歌詞もメロディの疾走感も好きで、まず曲を好きになって、あとから「名探偵コナン」のタイアップだと知ったくらい。

サビの「星のかがやき」と「僕ら」と「少年の日の夢」と「君」を対比させる歌詞は、「星」という距離的に離れている場所にあるがゆえに、その「光」が「僕ら」届くまでに時間が掛かる「距離的時間」と、「少年」の「君」が「変わって」いく「成長的時間」をリンクさせ、さらには「かがやき」を「夢」の比喩としても用いるという、シンプルにして空間的・時間的壮大な仕掛けがあると思っている。こういうの大好物である。

「星のかがやきよ」と両A面シングル「夏を待つ帆(セイル)のように」って女優の夏帆さんのイメージソングじゃないんですか?違うんですか、そうすか。

普段はSpotifyリンクを貼るところだが、ZARDは(というかビーイング系の皆さまは)ストリーミング配信を解禁されていないので、やむなくiTunes Music Storeのリンクをわざわざパソコンを開いて貼ったのである。同じビーイング系のGARNET CROWさんも解禁お願いしますよ。20周年企画はサブスク解禁ですよね?続報お待ちしております。

あとSpotifyに無いと言えば、今日聞いてたTEI TOWA「EMO」も名盤なのにSpotifyに無いんですよね。ようやく最近初期アルバムは解禁になりましたけど。

METAFIVEと水原希子・水原佑果が参加してる「Brand Nu Emo」も当然好きなんだけど、1曲目「Exformation」が本当に良いのですよ。楽曲自体もさることながら、この「Exformation=外情報」という概念。「In-formation=情報」の対になる概念として「Ex-formation=外情報」。これが何かを分かりやすく説明しようとしたけどできませんでした。困って筆が止まってしまった。自分は細野晴臣さんのエッセイでこの概念を知りました。ざっくりいうと「誰かに手紙を書くときに『書かれたこと=情報』で、『書かれなかったこと=外情報』であり、相手に何かを伝えるときの情報の質には『外情報』が関わっていたりする」という話である。これだけで理解出来たらあなたは初めからこの話を知っていたか、話を聞く天才のどちらかである。ちょっともう私には無理。「会話の木」とかでググってみてほしい。

それでもあきらめずめっちゃざっくりいうと、例えば今回のnoteでは「加納エミリ」については「セルフプロデュースアイドル」とか「ニューウェーヴの楽曲を」という説明をある程度盛り込んでいたけれども、「ZARD」についてはほぼ説明無しでしたよね。これは書き手である私が、このnoteを読む人が「あんまり加納エミリは知らないけど、ある程度ZARDは知ってる」という想定の下に、ZARDが「どんな歌手でどんな歌を歌っているか」を外情報にしていたわけです。逆に言えば、書く相手によっては「加納エミリはノー説明だけど、ZARDについては詳しく書く」ということが必要になったりすることもあるでしょう。これだけだと単なる情報の足し引きの話に見えてしまうけれども、もっと多層的な「相互認識理解」や「記す・記さない」があって、何かを伝達するときには外情報の重要性は…(力尽きた)。

このnoteにも排除された数多の外情報があるわけで、その今回わざわざ書かなかった部分をあなたと私がある程度共有しているから、ここまで読み進めることができたのですね!というオチはいかがでしょうか。

TEI TOWAの曲の話を全くしてなくて笑った。いや、本当にいいアルバムなので聴いて欲しいです。

今日もたくさん書いてまんまん満足。あれ、そういえば今日書き始めたときはツイートしてたSMAPのアルバム「BIRDMAN」の話しようと思ってたのに。笑

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