さくらんぼ

自分の言葉を残したい。ただそれだけのnote。

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最近の記事

過去の想い

ふと、数年前の自分の記事を読み直した。 そして思う。 「あれ、私こんなこと思ってたっけ?」 震災の日の記憶が薄れている感覚は自分中にもあった。 でも、あの日にばかり気を取られていて、その後の記憶も薄れていることに気がつくことができていなかった。 あの瞬間に確かに感じていた想い。 自分がどんな気持ちで中学生時代を過ごしたのか。何を思って活動を続けてきたのか。 表面は覚えていても、その時の葛藤や苦しみは時が経つごとにするすると記憶から抜け落ちていた。 悔しいなぁ。

    • 「恨む」か「諦める」か

      辛い過去があった時、人はどう心の整理をつけるのか。 その対象を「恨み」、死ぬまで考え声を上げ続けることを選ぶ人。 過去は変えられないと無理やり自分を納得させ、「諦め」を選ぶ人。 当事者であり活動家である人の一部は、前者を選択した人であると感じるのです。

      • 遺しかた

        ある人は「自分が忘れない為に記憶を遺したい」と言った。 またある人は「他の人に伝えるために形で遺したい」と言った。 そしてある人は「何も遺したくない」と言った。 形が残らなかったから形のないものを集めて遺すしか無いのだと嘆くその人に、彼は「形が無いのなら、新たに形を創れば良いのだ」と言った。 なるほど、無ければ作ってしまえばいいのか。 彼女にとって「創る」という発想は無かった。 なぜなら、その技術と能力を彼女は持ち合わせてはいなかったから。 彼女は思った。

        • 「ふっこう」

          震災において「復興」はよく使われる言葉だ。 じゃあ、復興ってなんだろう? 震災の跡が無くなることが復興? 復興って本来はポジティブな言葉なんだろうけど、私にはマイナスに感じられることもある。 もしかしたらこれは、数年間放置された土地だったから余計に強く感じる感覚なのかもしれない。 あの日、津波が来て、全てが流された。 家も、家族も、友人も、学校も、全部が流された。 町が全て瓦礫だらけになった。 そして、そのまま数年間放置され続けた。 宮城や岩手の沿岸部が整備

          9年半

          震災から9年6ヶ月。 あと半年で10年が経つだなんて信じられない。 信じられない、というより、実感がない、の方が正しいかもしれない。 当時小学生だった私がいまや就職活動をしている、って考えると嫌でも時間の経過を感じさせられるわけだけど。 でも、心はあの日とそんなに変わらないわけで。    たしかに悲しみは時間が解決してくれるのかもしれない。 でも後悔とか、苦しみとか、悩みとか、そういうものは時間が経ってもなかなか解決してくれないのだなと身をもって感じる。 10

          さくやこのはな

          IDを決めるとき、ふと浮かんだのがこの言葉。 特に理由はないんだけどね。 せっかくなので残しておく。

          さくやこのはな