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たべものコンサル日記⑳もう”プレミアム”は大きく変わる!

プレミアムだから20%~50%増し価格は消滅する

料理もビールもいろいろな商品もここ数年続いてきたプチリッチ感とご褒美感で支えられてきた「プレミアム商品志向」は令和2年の2月・3月で消滅したと考えています。

向う数か月の大きな変化を目の当たりにすることが多く出てくるととともに、大きくプレミアム感の追求欲が急激に冷めてくることと思います。

そうすれば、社会が経済が崩壊するかというとそうは思いません。

飲食店の30%は消滅します

実は、既存の飲食店の70%は本当は黒字経営ではありません。
正常な黒字の仕組みでなくても、
◎土地と店舗が自分のものであり、支払いをして少しでも利益があればいいという経営内容。
◎経営は赤字だけど、過去に蓄積した利益をつぎ込みながら維持している。
◎親族の預金やたまたま入った生命保険などの臨時資金を取り崩しながら
見通しのない経営をしている。

などの色々な要素で経営を継続されているお店がありますが、

これらのボーダーライン上のお店、以下のお店70%のうち、
30%が消滅すると思います。

原因は極端な売り上げ不振ですが、
◎高齢者経営で限界を感じている人
◎もともと利益がとりにくく、将来性も乏しいと感じていた人の見切り
◎店舗や設備の老朽化で再投資は負担が大きいと感じている
◎再度、黒字化する過程での大きな努力を決心できない人

などが決心をして倒産消滅を認めるからです。
消滅は新たに民間からの新たなノウハウでの新規参入を多く生みます。

新たなプレミアム商品が生まれる

新たなプレミアム商品
は、優れた商品力(品質・美味しさ・体に良い・美容)と共にその価値に見合った価格設定(良ければ高く売れるという今までの考えでは売れなくなる、もっと実利的な価格設定が望まれる)の商品開発が新たに始まると思います。

食材はもっと広がりが出ると思います。
高級食材だけがプレミアムにはならない、出来ない、する必要がない
考えにどんどん変わると思います。

飲食店の店内販売だけにかかわらず、テイクアウト、宅配、ネット通販など
多角的販売による売上確保が店舗の業績向上につながることと思います。

昭和・平成の考えを捨てる

向う6ヶ月~12か月は経営的に大変と思いますが、1都市の状況を見ても
◎中心部と郊外では売上の落ち方が違う
◎アルコール主体と食事主体では売上が違う
◎宴会需要が多い店と少ない店では減少幅が違う
◎大型店と小型店では売上減少幅が違う
◎女性客が多い店と少ない店では売上が違う
◎ランチ売上が多い店と少ない店では売上が違う

などがあります。
2月~5月を辛抱すれば、売上度の地域格差が大きくなり、大都市を除けばそこそこ売上最低限度は確保できるようになると予測しています。

経営的に見れば、

人を半減して経営できる飲食店の仕組みを作る
1人年間1000万円の粗利益を出す利益構造にする

省力化機器を積極的に導入する
まじめな高齢者を雇用する

売上手段を多く持つマルチ販売機能が求められます


なんだか独り言の様な投稿になりました。
ニュースを見るたびに絶望感が広がるかと思いますが、40万年の人類の歴史上、必ず生き延びて繁栄して今日があります。

貴方の心の奥に 希望のともしび があればこそ です。

飲食業は不滅です!

ともに未来へ前進しましょう!

飲食コンサルタント業30年の経験を通じてお知らせしたいこと、感じたこと、知っていること、専門的なことを投稿しています。 ご覧になった方のヒントになったり、少しでも元気を感じて今日一日幸せに過ごせたらいいなと思います!よろしければサポート・サークル参加よろしくお願いします