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食べ塾:店名・メニュー名のネーミングのつけ方のコツと解説!<必読>

  ネーミングのつけ方で、目に留まる、気づく度合いが大きく違います。
店名の場合は、「何の飲食業態のお店かわかりやすい」ことが大切です。
メニュー名の場合は、わかりやすく、料理をイメージしやすいことが
大切になります。  

そして、売れるメニューブック作りの基本は、
「わかりやすい」「探しやすい」、そして「選びやすい」ことです。



■店名のつけ方のコツ

1、発音しやすい店名
  あ・か・さ・た・な・は・ま・や・ら・わ で始まる店名
  う・く・す・つ・ぬ・ふ・む・ゆ・る      〃
  お・こ・そ・と・の・ほ・も・よ・ろ      〃


2、読みやすい店名
  ・アルファベットより漢字
  ・漢字よりカタカナ
  ・カタカナよりひらがな

  ・横書きより縦書き
  ・漢字だけより、漢字とひらがな混じり 

3、わかりやすい
  営む飲食業態に関連したネーミング


4、覚えやすい
  メイン食材が決まっている場合は、店名に取り込む


5、印象に残りやすい
  ・すぐに覚えるが特徴がなく、いつの間にか忘れる店名もある
  ・なかなか覚えにくいが覚えると忘れられない癖のある店名もある
  

店名をつける場合は、
「炙りや 甚五郎」(?)みたいに、
店名キャッチフレーズ+店名がワンセット
になって、決定することが多いと思います。
両方ともに大切と思います。

店名のつけ方次第で、
営業するお店の「業態」「料理イメージ」「店の格付け」
「雰囲気のイメージ」
「客層イメージ」につながる度合いが異なります。


■メニュー名のつけ方のコツ

1、どんな料理かわかる
  多くのお客様は、料理作りに詳しくありません。
  ほぼすべてのお客様が素人なのです。
  勘違いして、
  「お客様がオーダーミス」しないネーミングが求められます。

2、どんな調理方法で作った料理かわかる
  同じ食材を使った料理でも、煮たのは食べない、生は食べないとか
  人によって違います。
  生か、揚げたものか、焼いたものか、煮たものか、調理の区別を
  ネーミングまたはキャプションでわかるようにしましょう。

3、どんな食感がある料理かわかる
  メニュー作りの長けたお店は、お客様の代理体験者として、
  「1食すべて食べきり」した体験から、メニュー名やキャプション
  (料理説明文・コメント)を作成します。

  好みの一致で共感を持ったお客様からオーダーが出ます。
  ・とろ~りチーズの〇〇〇
  ・痛くなる激辛地獄〇〇〇
  等です。

4、どんな手間をかけた料理かわかる
  ラーメン店などで見かける「3日間炊き続けた濃厚とんこつ」
  (*でもちゃんと寝てましたこのお店の店主さん)
  毎日〇〇市場で直接仕入れ
  30日間手間暇かけた〇〇〇  など

5、どんな食材を使っている料理かわかる
  
〇〇県産の〇〇
  〇〇の希少部位  など

6、男性の多いお店は、ボリュームの説明をネーミングやキャッチに
  入れると効果的です
  
・デカもり
  ・ダブルとんかつ
  ・野菜大盛り

7、女性ほど「自分のミスオーダーを嫌います」から、スタッフに聞いて
  確認をしてからオーダーします。

  また、食感の入ったネーミングや、チーズ・たまご・新鮮野菜・海老
  等の食材に強い執着があり、これらを取り込んだネーミングに
  食いつきが良いのです。


■その他

文字だけではわかりにくい料理(オリジナル料理・サラダ・盛り合せ料理・セット料理・パフェなどのデザート類など)は、

●さらに、写真をつける
 おすすめ度に応じて、写真の大きさを変える。
 写真も大・中・小でわざと使い分ける(均等は自己主張なしになる)

キャプション(商品説明)をつける
 1行~2行くらいが良い。行数が多い・字が小さいは読んでくれない

を行って、補強すると売れやすくなります。


感動するような創作料理を世に出して、飲食業界の実力を発揮しましょう!

(了)

飲食コンサルタント業30年の経験を通じてお知らせしたいこと、感じたこと、知っていること、専門的なことを投稿しています。 ご覧になった方のヒントになったり、少しでも元気を感じて今日一日幸せに過ごせたらいいなと思います!よろしければサポート・サークル参加よろしくお願いします