【私の原点】19歳の時の作品です。

高卒で専修学校(昔の職業訓練校)のデザイン科に入り、イラストレーションの課題でこれを描きました。

当時、現役のグラフィックデザイナーだった講師の先生のご指導で、何度も何度も手直しをして一年がかりで仕上げた、思い出いっぱいの力作です。

10代後半のわたしは古事記にハマり、現代語訳本からスタートして、それに関連する写真集やらいろいろ読み耽り、地元が関西なのが幸いで、日帰りであちこち遺跡めぐりをしました。お土産の埴輪をいっぱい買って、部屋の中ぐるりと並べて神話の時代に想いを馳せて、イメージを膨らませていたのです。

なので、当時のイラストレーションのモチーフは、神話の世界を描いたものばかりですね。

この作品にタイトルは付いてないですが、わたしがイメージする天孫降臨を描いたものです。天界に神様の親分みたいな神様が、言葉を発する度にポロポロと子どもの神様が生まれて地上へ…その子どもの神様もまた言葉を発すると、風が吹いて雨が降り、木が生い茂り、川が流れて世界が出来上がっていった。世界の初めは美しくてユーモラスだったのだ。と、わたしは勝手に想像しております。

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わたしのペンネーム「ひとわけいぶき」はここから付けてます。
いぶき、は「息吹」イコール言霊です。世界の初めに神様の息吹が言霊となって、世界を一分け(ひとわけ)に天と地、火と水、男と女、すべての陰陽を創造したのと同じように、漫画を描くのは作者にとって天地創造なのだ。と、いうわたしの思いを込めた名前になっております。

まだまだ語りたいことは沢山ありますが、今回はこれくらいにしときます。
ペンネームの由来にもなっている、わたしの原点の作品です。

(使っている画材)
B2パネル。ケント紙。ロットリング。カラーインク。ポスターカラー。
色鉛筆。パステル。

最後まで読んでくださって
ありがとうございました😊✨