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読書記録

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#読書日記

【読書メモ】アメリカン・ブッダ (ハヤカワ文庫JA)柴田 勝家 (著)

気鋭の民俗学 x SF作家の短編集。一昨年、同作者の「ヒト夜の永い夢」が個人的にヒット作だっ…

S. Miyata
3年前
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【読書メモ】競売ナンバー49の叫び (ちくま文庫) トマス・ピンチョン著

ピンチョンといえばアメリカ最大の覆面作家。寡作でも知られるが、その中でもカリフォルニアを…

S. Miyata
3年前
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都下の田舎で感じる「東京人」の意識(大石始「奥東京人に会いに行く」)

2020 年の東京オリンピックを控えたこの時期に、東京の周縁を取材した著者が触れた人・モノと…

S. Miyata
4年前
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【2019年私的ベスト3小説】文学的ネトゲ中毒者の挫折と復活(藤田祥平「手を伸ばせ、…

2019 年に読んだ本の中で 3 本の指に入るほど面白かった小説の紹介と、内容の勝手な解釈を綴り…

S. Miyata
4年前
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【読書記録】村田沙耶香「消滅世界」

婚姻関係と恋愛関係が完全に分離した世界。そんな世界に暮らす女性・雨音が主人公の物語である…

S. Miyata
4年前
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【読書記録】武田百合子「犬が星見た」

「ひかりごけ」で知られる武田泰淳の妻、武田百合子が書いたロシア紀行文。 タイトルの「犬」…

S. Miyata
4年前
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【読書記録】ラズロ・ボック「ワーク・ルールズ!」

グーグル人事担当上級副社長である著者が、同社の職場環境、採用、育成、評価の制度設計について書いた一冊。 今日、所用で渋谷ストリームの近くを通りがかった。グーグル日本法人がオフィス部分を丸ごと占める高層ビルだ。GAFA と呼ばれる巨大 IT 企業の中でも、グーグル日本法人の国内での存在感は頭一つ抜けているのではないだろうか。渋谷駅一帯におけるこのビルの存在感からもそれは感じられる。なにしろ見上げると首が痛くなるのだ。ビルのフロアにもちょっとだけ足を踏み入れる。川の流れのような