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【雑記】落語と私【出会い】

社会人落語家の端くれの話

タイトル…東京かわら版のエッセイみたいね。
まあ、今回はこれで行きましょう。
とはいえ、そこまでは…長くは書けないですよ。
なぜ?
そんなに深くないからです。

社会人落語家 中家すゞめ

落語&講談

講談の時は黒いきものです。

どう書いたら良いんでしょうかね、
こういうのは。

第一回 いきさつ

脚本家の宮藤官九郎が好きだった。
大人計画である。
池袋ウエストゲートパーク、
木更津キャッツアイ、
マンハッタンラブストーリー…
名だたるドラマに魅了され
ついに
タイガー&ドラゴンが始まった。

なぜ、宮藤官九郎が好きだったのか。
伏線の回収と巧みな台詞回しだ。

ものの見事に私の乱筆乱文には
生かされていない。
物語を書くことは昔から好きだった。
漫画を眺めるのが好きだった。
小説は全然好きじゃなかった。
新聞も読まない。

それはどうでも良い。

話を戻すと、タイガー&ドラゴンの時期、
私は漫画の持ち込み活動をしていた。
しかしながら絵が抜群に下手だったので…
この時、絵が上手い人に出会えたら
原作者の道を開拓したかもしれないが、
漫画の仕事に道は開けなかった。

次に何を書こうかなって思っていた。

落語がテーマのタイガー&ドラゴン。
三枚起請から始まり、子別れで終わって行った。

このドラマのおかげで、私は寄席に行ってみた。
おじいちゃん!めくるめくおじいちゃん!
たまにおじさん!おじさんからのおばさん!
その頃は、
あした順子ひろし先生がご健在だった。
のいるこいる先生も。
空席だらけの客席に
古からの話芸に曲芸に、うるせー張り扇を
次々に高座から投げ込んでくる芸人たち。

私にとって、とんでもないエンタメだった。
映画より音楽より、お笑いより、漫画より、
寄席だ!!!

私は、漫画を捨てたのである。

大袈裟に聞こえるかもしれないが、
後生大事に持っていたONE PIECEを売って、
志ん朝の明烏のCDを買ったのだ。

それからGペンを捨て、インクを捨て、
スクリーントーンは、欲しいと言った友人に
使えるところを使ってくださいと
丁寧にお渡しした。
原稿用紙も差し上げた気がする。
友人は漫画が抜群に上手く
なんとかっていう漫画雑誌で連載していた。
Gペンじゃなくて、もっと簡単なのを
使っていたから、捨てるしかなかった。
今思えば、Gペンも使えよって
押し付ければよかった。
あれ、この人とタック組んだら
バクマンになれたんじゃないか?
あれ?
今となっては後の祭りさ。

その頃、何をしていたかといえば、
東急ハンズのパート社員だった。
バストイレタリー売り場担当なのに
年賀状の受付もやっていた。
今はなき、二子玉川店だ。

少なき給料をかき集め、
木戸口に放り込んでは、
寄席の1番後ろに陣取って目を輝かせていた。
なんてかわいいおじいちゃんたち…。
頭がおかしいのである。

運命の出会いとは、
頭のおかしい20代にもきちんと訪れる。
当時、柳家三太楼のちの三遊亭遊雀の
動物園に魂を握られたのである。
これだ!これが、追いかけるべき落語だ!

そこから、
ストーカーばりに三太楼を追いかけた。
ネタの癖を覚えるほどに。
興味は枝葉のように広がっていく。
柳家喬太郎だ。
三遊亭白鳥だ。
創作のツートップに出会い、沼にハマる。

春風亭昇太については
寄席で見てなかったため
いまだにハマっていない。
タイガー&ドラゴンに出ていたのに。

ただここでは落語をやろうとは思わなかった。
落語をやる環境になかったからだ。

自分が人前に出る人間ではない
と、
目立つ行動はしない
と、思っていたからだ。

では、なぜ
高座に上がることになったのか。

今日のところは
お時間がいっぱいいっぱい!!

この続きは
また気が向けば!!!

↑初音の鼓 長崎にて↑

#エッセイ #エッセー #自己紹介 #趣味
#落語 #クドカン #宮藤官九郎


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