見出し画像

【睡眠コラム2】静かな時間をもつ

家に帰ると自動的にテレビのスイッチをつけている人や、眠る間際までつけっぱなしの人が、多いのではないでしょうか。以前の私がそうでしたから、よくわかります。私がテレビをほとんど見なくなって5年くらい経ちますが、その前後を比較すると、今は頭の中に静けさがあります。


静かになってみて初めて、それまで頭の中の思考が騒がしかったことに気づきました。姿が見えない小さな自分が、いつもいつも頭の中で、何かをささやいていたのです。

・お皿を洗いながら、
  「あれをやってないなぁ~」
  「あの人どうしてるかなぁ~」

・人と話しながら、
  「この人自分のことばかり話してるなぁ~」
  「この人ってきっとこうだろう」

・本を読みながら、
  「全然頭に入ってこないなぁ~」
  「ちゃんと理解しなくっちゃ!」 などなど

手や体は、今、目の前にある現実のことを扱いながらも、マインドは時として違うことを考えたり、連想されて出てきたことに反応して、エンドレステープのように頭の中を流れていたのです。もちろん、自分の頭がそんな風であることに、まったく気づいていませんでした。

あるセミナーで、エクササイズをやったときのことです。相手が支離滅裂な文章を読んだあとに、その人が言ったことをそのまま再生し、ノートに書くということを試しました。相手が話し始めた瞬間に、意味を理解しようとしたり、何かに関連づけて覚えようとすると、情けないくらいに書けませんでした。

聞いているあいだ中、私のマインドは「覚えなくちゃ!」と反応し、
「38人の次は緑色で…」
「えーっと、その次は…」
「あー、覚えられない…」
・・・と、ささやき続けていたのです。

反対に、相手の話していることを音としてそのまま聞いていると、すらすら再生できました。そのときのマインドは、とても静かです。

テレビがついていたり、ラジオや音楽がかかっていると、自分のマインドのささやきが、かき消されてしまいます。そして頭の中がうるさいことに気づかないまま眠りに入り、睡眠中も騒がしい夢をみたりしているのです。

眠る前には静かな時間をもち、自分自身と向き合ってみてください。
平穏な心身の休息時間が、クリアーな明日のあなたを生み出すことに、気がつくでしょう。


(2009/01/01配信)

◎2008年から毎月配信しているメルマガのコラムをnoteにまとめています。
◎メルマガ登録はこちら → まぐまぐ【目指せ!眠りの達人】
◎快眠セラピスト三橋美穂の睡眠情報サイト https://sleepeace.com/

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
わぁ~、うれしい!!励みになります!
2
睡眠の専門家としてのキャリア25年。著書に『眠トレ!ぐっすり眠ってすっきり目覚める66の新習慣』(三笠書房)など多数。2008年から毎月配信しているメルマガのコラムをnoteに記していきます。新時代を「生きるヒント」と「眠りのヒント」。https://sleepeace.com/
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。