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【読書記録】大事なことほど小声でささやく 森沢明夫


大事なことほど小声でささやく 森沢明夫

穏やかそうに見えるサラリーマン、マシンガントークで周囲に話しかける歯科医、ミステリアスな美女、下ネタトークを連発する初老の社長、斜に構えた高校生。そして、巨漢マッチョなオカマのゴンママ。
濃ゆすぎる登場人物たちの共通点は同じジムに通っていること。

家庭の悩み、恋の悩み、仕事の悩み、部下との関係の悩み、孤独に対する不安。

どんな人にでも悩みはある。そんな悩みを受け止めるゴンママの包容力もすごいのだけど、この物語の素晴らしいところは、そんなゴンママにも悩みがあり、弱さがあることを描いているところだと思う。

それぞれの登場人物にフォーカスした短編が連なって1つの物語になる構成も読みやすかったです😊
ゴンママがカクテル言葉になぞらえて諭していくのもおしゃれだなぁと思いました🍹

あと、四海センセーのストーリーでは涙腺崩壊(´;ω;`)

すぐに読めたけど、感じることも多かった本でした😊

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