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転職理由の組み立て方

こんにちは。さんななキャリアの佐々木です。

先日求職者様から、転職理由をどうまとめたら良いか分からないというご質問を久しぶりに頂いたので、改めて記事にしてみようと思います。

転職理由の考察についてよくある質問は

・ネガティブな理由じゃダメですよね?
・ポジティブな理由じゃなきゃダメですよね?
・とりあえず転職したいだけなので適当でいいですよね?

と、誰もが通るのではないかと思うぐらい、オーソドックスな質問です。

上2つは極論ですし、ちょっと古い転職活動の考え方ですよね。あと、適当はさすがにまずいので良い機会ですからしっかりと考えましょう。

では、どういうプロセスを踏んで結論を出すのかを考察してみたいと思います。

【結論
転職理由=退職しようと考えたきっかけ+転職先でやりたいこと

それでは解説します。

・退職しようと考えたきっかけ
・転職先でやりたいこと
この2つには時間差があります。

例えば「上司が嫌で転職しよう」と考えたとしましょう。

この場合、転職理由を尋ねられれば「上司が嫌で転職したい」となってしまう方が多く見られます。

ところが、上司が嫌で転職したいと考えたのは、あくまでも「退職を決意した」ことにしか過ぎません。
※転職ではなく退職というところがポイントです。

誰しもが退職を決意したら「とはいえ生活もあるしな、仕事しないわけにもいかないし、次は何をしようかな」と考えるわけです。

そう、それが転職先に求めること。

時系列を例に取って具体的に考えてみましょう。

20*1年4月
なんかこの上司とウマが合わないな。この先大丈夫かな。うまくやっていける自信がないな。とりあえず様子を見ながら仕事しよう。

まさにこれが退職を検討した第一歩。この先続けられることになるか辞めることになるかの運命を決める最初の選択肢です。

20*1年9月
やっぱりこの上司の下ではやっていけない。退職しよう。ただプロジェクトが途中だから、落ち着いたら活動を始めよう。

これが退職をほぼ決意した瞬間。ただ、今すぐ辞めようとはしていないので、もしかしたら退職しないかもしれないという可能性も孕んでいる時です。

20*2年1月
プロジェクトも落ち着いたし、やっぱり辞めよう。ただ、生活もあるし無職のままでいるわけにもいかない。次に何をするかもう少し考えてから動き出そう。

ここで初めて次の進路を意識するわけです。まさにこのタイミングが転職を決意した瞬間です。

20*2年3月
よし、次はやっぱり経験を活かして今の業界と職種で求人を探していこう。まずは求人サイトに登録して、indeedで検索して、エージェントにも登録しようかな。

もはやこの段階では、「上司が嫌で退職する」ことが転職理由の主因になっていません。あくまでも上司は退職をするきっかけにしか過ぎず、次の職場で今までの経験を活かすことが目的となっています。

ここまで読んで頂くとお気づきの方もいらっしゃると思いますが、退職と転職を区別して考える必要があるということです。

上記の例で時系列を簡単に整理してみます。

20*1年4月 退職を意識
20*1年9月 退職を決意
20*2年1月 転職を決意
20*2年3月 転職活動開始

このように退職を意識し始めたから、転職を決意したのであって、退職と転職は因果関係です。個人差はあれど、転職を決意するまでに一定期間の時間差があるわけです。

ということは、上記の例で転職理由をまとめますと

人間関係に悩んだところから退職を意識し始めて、次の職場では今の経験を活かして頑張りたいと思った。

ということになります。

そして、ここで強調してお伝えしたいのは、昨今の働き方の多様化が進む中では、必ずしも「退職=転職」ではないのです。

人によっては退職をして放浪旅行に出る人もいるでしょうし、しばらく投資だけで生活しようとする人もいるでしょう。もしかしたら伝手を辿ってフリーランスとして生計を立てる人もいるかもしれません。

働き方や生き方が多様化していることで、昔のように退職したら必ず転職するというライフスタイルではなくなっているので、退職理由と転職理由を分けて考える必要があるのです。

ぜひ皆さんも過去の転職経験などを振り返って、実際のところどうだったか時系列で思い出してみてください。

それでは。


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株式会社さんななキャリア 代表取締役_佐々木智浩|遊技機開発専門の転職エージェント|佐々木中小企業診断士事務所|37キャリアHP https://37career.com/