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[プレビュー]アーセナルvsウルブズ『流石にそろそろ点が欲しい』【20-21プレミアリーグ第10節】

【ウルブズ個人分析】

〇アダマ・トラオレ~ロマンあふれる野生児~

[カッコいいアダマ⤵︎]

The ハイライト映えする選手で、彼の名前を聞いたことがないサッカーファンは居ないと思えるほど人気な選手ですよね。

さらにビジュアルも人気の要因で、筋肉ゴリゴリで一度みたら忘れない

自分も大好きな選手の1人です。

[プレースタイル]

⇒"右サイドに張って低い位置から縦突破を試みる"のが基本

最も力を発揮できるのはカウンター時であり、"スペースがある状況での1対1"ではDFに勝ち目はないと断言しても良いほどだ

[ストロングポイント]

◎「とにかく前へ」の猪突猛進ドリブル

「世界で最もインテンシティを求められるリーグであるプレミアで突出してしまう」程の恵まれた身体能力を活かし、とにかくドリブルで縦に仕掛ける。

[抑え方]
非常に迫力があって怖さを感じるものではあるのだが、縦突破しかないと割り切って考えれば、割とシャットアウトできる。前回対戦でナイルズが実証していた。

◎パンチ力が尋常じゃないシュート

筋肉の恩恵で、シュートのパンチ力もとんでもない。

ロングシュートも得意と言える。

⇒一瞬の爆発力で局面を変えてしまう、ロマンあふれる選手である。

オブザボールの悪さなど短所も少なくはないのだが、舐めてかかると痛い目をみるに違いない。


【ウルブズの戦術紹介】

ウルブズの監督ヌーノ・サントの戦術は、"5-4-1で引いたところからカウンターで一撃必殺"が常なのだが、前節は「4バックを使う」という非常に大きな変更をみせてきた。

◎ウルブズ451

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この変更は、キャプテンでありDFラインの核であるコナー・コーディの存在が大きく関わていると思う。

前節のサウサンプトン戦、コーディは欠場していて、その影響で計算できるCBが足りなくなっていたのだと考えている。


詳しい事情は分からなかった(すいません)のだが、前節の欠場は"コーディの自己隔離"によるものなのだそう。

この自己隔離はコロナとは無関係であることはヌーノが説明している。

フィットネス面での問題は全くないので、アーセナル戦では復帰濃厚だろう。

なので個人的な予想としては、アーセナル戦では5バックに戻してくると考えている。


〇典型的な5-4-1

ヌーノが使う541は"典型的な541"。

攻撃時の配置(二次配置)は343とシンプルな可変で、タスクも明確。

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⇒アーセナルとしては、"典型的な541打開"をしっかりと見せていきたい!


〇余裕があれば発動できる"戦術アダマ"

基本的に右シャドーには、ネトかアダマが起用される。

攻撃に比重をかけられる時にはアダマが多く起用される印象だ。

ネトが起用されると中央突破が、アダマが起用されるとサイドからのクロスが多くなり、チームのスタイルを左右するポジションでもある。


個人的に怖さを感じるのはアダマの"サイドからのクロス"の方

アダマは縦突破でDF2~3枚なら簡単に剥がせてしまう。

その突破からクロスを上げ、CFのヒメネス、2.5列目からボックス内へ飛び込んでくるデンドンケルが合わせる。

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【541の崩し方:カギはトレーラーゾーン】

[予備知識]

トレーラーゾーンを使えると、DFライン裏/サイド/フロントスペースなど、多くのパス選択肢を持てるのでチャンスにつながりやすい。

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これから541をうまく打開していた2つのシーンを紹介する。

取り上げるのは、今季のPL第8節のレスターvsウルブズ

541のミラー対決となった試合だった。

[①:12分のレスターPK獲得シーン]

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[②:33分のウルブズのビッグチャンス]

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2シーンに共通しているのが「トレーラーゾーンをうまく使えた」というポイント。

アーセナルも、流れの中から得点を生むためには、トレーラーゾーンを使うことが必須になるはずだ。

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【予想スタメン〜アーセナルは4バックを継続するべきではないのか?〜】

前節のリーズ戦で4バックを復活させたアルテタ。

この変更は、得点や勝利などの直接的な結果には繋がらなかったが、個人的にはまだ続けても良いと思った。

リーズ戦でも、ポジ要素は割と多かったと思うし、ウルブズのビルドアップとのかみ合わせも4バック(4231)の方が良いと思うからだ。

[前線からのプレス]

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というわけで、予想スタメンはコチラ。

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直近のELでみせていたように「ラカゼットをトップ下で使って欲しいなぁ」と思ってます。



【アーセナルが取るべき対策〜攻撃編〜】

オープンプレーで7時間得点できていないアーセナル。

だからこそ、"パスワークで崩す"だけでなく、遠距離攻撃も活用するべきだと思う。


ということで"ロングボールを活用した打開策"を紹介。

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第6節の(ウルブズと同じ541の)レスター戦でも、0-1の敗戦とはなってしまったが、前半に見られた"CBからの対角線のロングボール"は有効だったので、試してみて欲しい攻撃だ。


事前情報

引用元→BBC Sport   https://www.bbc.com/sport/football/55032762
[head to head]

・過去23回の対戦で、アーセナルが敗れたのは(1979年の) 1回のみ。

[アーセナル]

サカは出場可能

・トーマス、ウィリアン、エルネニー、コラシナツは不透明。

・現在、エミュレーツでは得点0の2連敗中。もし3連敗となると1908年以来。

[ウルブズ]

・コーディは出場可能

・ウルブズは、開幕9戦で4勝。開幕10試合でのクラブレコードの勝利数4に並んでいる。

・ウルブズはPL2位の堅守を誇っているが、その一方で攻撃面では苦戦中。上位9チームで最もゴール数が少ない。

9試合で9得点。奇しくもアーセナルと同数。

⇒堅守を誇るものの攻撃面で苦しむチーム同士の対決!
引き締まった試合を見ることができるだろう


ここまで読んでいただき本当にありがとうございました!


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