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京都の田舎に住みながらOrganic & Local な食と農のネットワークを…

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京都の田舎に住みながらOrganic & Local な食と農のネットワークを作るべく、八百屋369(ミロク)商店を営んでいます。 京都のオーガニック農家と八百屋が情報と物流を共有してオーガニックの地産地消を推進する「京都オーガニックアクション(KOA)」の代表も務めています。

最近の記事

仕事について

僕はいったい何をしているのか?と考えた時に、3つ出てきた。 アート、社会運動、ビジネス アートはものすごくパーソナルな部分。自分が表現したいものをいかに形にするか。それは実際に触れたり使えるモノでもいいし、鑑賞するだけの絵画や音楽でもいい。コンセプチュアルで人の思考を試すようなものでもよければ、体験として感覚に訴えるようなものでもいい。 とにかく、自分の中にある、表現せずにはいられないような衝動が何よりも大事である。その衝動がちゃんと伝わるような形になっているか?どこかズレ

    • ∞ 

      医は食から学べ 食は農から学べ 農は土から学べ 土は自然から学べ ∞  当たり前だが食べるものは我々の体を作っている とは言え、それは体だけだろうか? いやそんなことはない 肉を食べれば力が湧くし 菜食にすれば感覚が研ぎ澄まされる それは日々のムードや思考の傾向 微細な感情の起伏や他者との接し方にまで及ぶ そうしたアウトプットは 必ずフィードバックして自身に作用し ストレスとして蓄積する ∞  当たり前だが健全に育った人は健康的である 適度な好奇心、適切な食事、そ

      • 畑について

        今日は長いこと放ったからかしだった畑に久しぶりに踏み入れた。 うっそうと茂ったジャングルのようになった畑に最初は半袖で入ろうとしたが、すぐに大量の蚊の襲撃に遭ったため家に戻って長袖を着込み、首にもタオルを巻いてフル装備で臨む。 そもそも八百屋の仕事でいろんな農家さんから野菜を仕入れているので、野菜を作る必要は全くないのだが、毎年5月のゴールデンウィークになってホームセンターに夏野菜の苗が並び出す頃にはソワソワしてきて、そうこうしているうちに農家さんから余った苗をもらったりし

        • 「共有」について

          最近ふた言目には「共有」って自分が言ってる気がして嫌になって来たので、「共有」について考えてみた。 なにかと「共有」される時代になってきている。言い換えると、「シェア」かな? 情報共有、物流共有、人材共有、農機具のシェア、シェアオフィス、シェアハウス シェアリングエコノミー、等々。 そして高度経済成長期以来、物事の尺度が経済一辺倒だったのに対して、最近はエコロジーや幸福度などという尺度が少しずつ重要性を増してきており、益々注目されている概念だと思う。 経済性 × エコロジ

        仕事について

          「3」について

          僕は「3」と言う数字にとり憑かれている。 いつからか思い出せないが、全てにおいて、あらゆる局面で「3」を意識している。 例えば車で走っていると、目の前の車のナンバーが3の倍数になっているかどうかがすごく気になる。車のオーディオの大きさは常に3の倍数にしておかないと気持ち悪い。駐車場の番号は3の倍数で選ぶ。なにか考えごとをしながら運転しているときに良いアイデアが浮かんでふと見上げた時に前の車のナンバーが3とか6とか9のゾロ目だと、「あ、やっぱりこれでよかったんだな」と安心した

          「3」について

          ここ数年考えていること

          ヒトは豊かさを求めてグローバルな経済システムを形成したが、その結果メインストリームの市場には単一で面白みのないモノが溢れてしまった。 逆に、ローカルに視線を移すと、そこには無限とも言えるぐらいの拡がりを秘めた多様な世界があることに気づく人が増えている。 そもそも資本主義経済の始まりが、行き詰まったヨーロッパ社会から一攫千金を狙って大海原に漕ぎ出した大航海時代を発端にするならば、現代はその対象が「新大陸」から社会に潜む「新しい価値」を創出することに替わっただけで、テクノロジー

          ここ数年考えていること

          ノイズと有機農業

          地場野菜の移動販売八百屋と、地域のオーガニック野菜の共同集荷便のプロジェクトを並行して運営しているのだが、気付くと毎日集荷と配達で長時間車を運転しており、その間何を聞きながら運転するかが重要になっている。 しばらくはポッドキャストにハマって、コテンラジオを全話2回聞いて、海外のFood & Agriculture関連や、時事関連のメディアを聞いたりしていたけど、それも飽きてきて最近はSpotifyのランダム再生で手あたり次第いろんな音楽を聴いている。とは言え、稀に新しい出会い

          ノイズと有機農業

          Eat Local. Live Organic.

          僕たちが食べるものは、全て誰かがどこかで作っている。 当たり前のことだが、工業的に生産された食品に囲まれた都市生活をしていると、そんなことに気付くことはあまりなく、僕たちの体を作っている「食」について考えることもあまりない。 10年前に京都の田舎に移住して、ひょんなことから畑を始めたことで僕の人生は一変した。鍬を持って土を耕し、種を植え、毎日水をやり、芽が出たら支柱を立てたり周りの雑草を抜いたりして世話をし、ようやく付けた実をハサミでチョキっと外してそのままパリッと食べた

          Eat Local. Live Organic.