これをやってはいけないということはない
紙(ランプライト) アクリル
絵を描くときの手順として、まず構図を決めて下書きをしますね。
たくさんの方が、そうだと思うでしょう。
でも、それは間違っています。間違っているというよりは、そんな決まりはないのです。
構図なんか決めなくていいし、下書きもしなくてもいい。
「絵は、どう描いたっていいんです」
「これをやってはいけないということはないんです」
とのことです。
ジャクソン・ポロックは、動きまわりながら、画面に絵具をたたきつけるようにして、描きました。
描く、というのは、絵具をつけた筆でもって、画面に絵具をつけていくものですらないわけです。
やってはいけないことはない。
ところで今日は、30号のキャンバスに油絵具でビンを描いていたのですが、どうもビンらしくない。
ビンはガラスですから、シャープな印象があります。何しろ衝撃を与えると割れるのですから。
しかし、どうも柔らかい感じがする。色にムラがあって、ブチ柄の犬みたいだ。そうだ、いっそ犬にしたらどうだろう。
と思って、ビンなのですが、目を付けてみました。
そうしたら、先生が、
「あなたのいいところは、こんなことしたら絵にならないんじゃないかと思わないところね」
と、おっしゃいました。
褒めてくださっていることは分かります。
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