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言葉じゃなくて、態度だよ

こんばんは、moikoです。

今日、大学の入試課の人の営業訪問を受けました。最初は上司が対応してたのに、急に呼ばれて私も同席することになったのですが、

その人はずっーと上司の方を見てしゃべり続け、私には目線を全くくれませんでした。この人どのくらい私を見ないのかなと思って時間を計ってみたら、15分過ぎた頃にちらっと見てくれました。

名刺交換はしていて、私の肩書は教務主任と書いてあるのですが、実は進路指導主任も兼ねています。(小さい学校なので別に私は偉いわけではなく、ただの何でも屋なだけです)上司は進路業務にノータッチなので、学生に大学を勧めたりする私にこそ力説した方がいいと思うんだけどな…と思いながら心は虚無で20分位そこに座っていました。(授業準備したかった…)

そういえば過去に、同じように大学の入試課の人が来た時も、事務の男性(私より年輩)の方に力説してる人もいました。事務方は全く進路活動には無関係なんですけどね。きっと男性+年輩で、偉い人だと思われたんだと思います。

学校の営業の人とたくさん会っていると、色々な人がいるなと思います。留学生に理解があるか、差別しないかは、話の端々の言葉遣いや態度で結構分かる気がします。

先週ちょっとした有名大学を受験したベトナムの学生に、試験がどうだったか聞いたのですが、「あの大学の先生は私には興味がないから、不合格だと思います」と答えました。どういうことか詳しく聞くと、

面接は学生2人、先生2人、もう一人の学生は中国人で15分以上も色々質問されていたのに、うちの学生には大したことも聞かず5分位で面接は終わったそうです。
この日のために、一生懸命勉強してきたのに…とてもショックを受けていました。

ああ、こういうこと、まだあるんだ…と私もガッカリ。

特に少しレベルが高い大学は非漢字圏の学生がいないことも多く、非漢字圏の留学生について理解してくれていない場合があったりします。
真実はどうかは分かりませんが、例え言葉が分からなくても「あ、この人たち私に興味ないな、軽く見てるな」という感じって伝わりますよね。自分が海外旅行をして、出会った人達のことを考えれば本当分かるなぁと思いました。

言葉がどうじゃなくて、態度って伝わる


この大学は出願の時から、時代錯誤というか一般的な留学生入試の出願書類とは違う妙なことを言っていて、すごく不可解だったのですが、面接までそんな感じとは…。うちの学校で1番と言っていいほど、性格も日本語力と良い学生なので、彼女にとってより良い進路が選べたらいいなと願っています。他の大学も受験しているのですが、入試も縁だと思うので、選ばれた方に行けば良いと個人的には思います。

少子化の波に、大学側も留学生で人数を確保したいという思いがあるようですが、こちらからみると、「本当に入れてくれる気はあるの?」と疑ってしまうような対応をされることがあるのも事実です。

名刺の肩書にはないけれど、進路担当の私としては、留学生達を人材として大切に扱ってくれる学校に入学させたいなぁというのが私の願いです。

誰だって大切にされる環境にいたい

ですよね?


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