今日は8月の最終日ですね、ある意味2021年夏の最終日とも言えます。コロナ過で色々制限の多かった今年の夏、皆さんはいかがお過ごしになられたでしょうか? 


私は?というと、学校の宿題を抱えた子供を持つ親として初めての経験をした夏となりました。そんな中でやらかした、私の失敗談と、そこから得た教訓を今日はお話します。


国語や算数のプリント、読書感想文や身の回りの「不思議」を調べるレポート課題、そして工作課題など… なかなか充実したメニューの宿題をいただいて帰ってきた長女(小1)。始めはやる気を出して取り組んでいた娘も、苦手&好きではない宿題がどんどん後回しになり、ついに夏休み最週末を迎えることになりました…。
なかなか進まない、工作課題に取り組む中、ついつい出来の良い成果物を一緒に作りたいと気合の入った母は、ここで大失敗をやらかします💦


娘が「こうしてみたい、ああしてみたい」と考えた内容を十分にヒアリングする事もせずに、「それをしたいなら、こうしたらどう?」「こっちの方が上手くできるよ!」と上手くやれる方法を一方的に提案してばかりの私…(コーチ失格!)。このことが原因で娘のモチベーションが急激にダウンし、「もうやりたくない!」と提出期限4日前に何も形になっていない状態で投げ出してしまいました。


大人になると、OUTPUTとして質の高い成果物を出すことばかりに集中し、作り上げる過程を楽しむ事、試行錯誤するなかで学ぶことの大切さをついつい忘れがちになっていたことを改めて振り返り、素直に娘に謝罪をし、失敗覚悟でまずは娘のやりたいように工作を見守ることに徹したのでした。


「宿題の作品が上手に出来上がらなくてもいいじゃないか!」
「そもそも宿題を出すことの意味合いは何なのか?」


失敗することで得られる学びの方が、成功することで得られる達成感よりも尊い時がたくさんある!分かっていたはずなのに、子どもに対してはまるで本質を見失っていた自分に大反省した夏の終わりとなりました。


よく考えてみると、これは大人同士の間でもよく起こりうることで、あるあるなのが、失敗をさせまいと躍起になる上司と、その口うるささにモチベーションが下がる部下の構図。きっと皆さんも目にしたことがあるかと思います。失敗をして自ら得た教訓ほど納得度の高いものはありません。いち社会人として後輩の成長を見守るとき、親として子どもの成長を見守るとき、どんなケースにおいても許される限りの失敗はあえて経験してもらいながら、最後の最後でケアをできる覚悟を日頃から備えていきたいと改めて実感する経験となりました。

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