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名盤その3

『HIGH LANDER』
1988年発売、爆風スランプ5枚目のオリジナルアルバム。

「たけしの元気が出るテレビ」の挿入歌に使用された「Runner」がヒットした直後に発売。

収録シングルは
きのうのレジスタンス
ひどく暑かった日のラブソング
Runner
月光

名盤と呼べる理由はシングル曲以外の素晴らしさと、爆風特有のふざけ具合のバランス。

1曲目の「耳たぶ」、アルバムラストの「目ん玉」
この2曲は完全に遊んでいるのに、間の10曲全て大真面目によい。

しかも初めから終わりまでアルバムを通して聴くと、色が徐々に変化していくイメージで、アルバムとして傑作。

個々の曲が完成されていて且つ、1枚のアルバムとしても成り立っている。

社会問題や恋心や淡い青春や慕情や色々なことを歌っている。歌詞も素晴らしい。

ハイランダーの歌詞も深みがあっていいが、ひどく暑かった〜の歌詞は、情景も見え、主人公達の息づかいが聞こえてくるほど秀逸。

なんにも知らない奴は可哀想だ
なんにも知らない奴はしあわせだな

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