シン・エヴァンゲリオンを観た感想

ネタバレしてます

私はリアルタイムでエヴァンゲリオンを見た世代ではないのですが、初めてエヴァを見た時の衝撃は覚えています。TV版のおめでとうエンドとか旧劇場版の気持ち悪いエンドも『:Q』のかわいそうなシンジくんも、批判的な目線よりも「すげぇものを見てしまった」と思ってました。

第3村のシーンは牧歌的な優しい世界をまさかエヴァで見れるとは思っていませんでした。アナヤミレイも可愛かった。と思いきや、アナヤミレイの最期に「やっぱりエヴァだ!」と心の中でガッツポーズ。

全編を通して1番印象に残ってるのは無気力シンジにアスカが無理矢理レーションを食べさせるシーン。めっちゃ動く。どうやって書いたんだ。CGではなかったと思う。アスカのセリフも相まって泣きそうになりました。

戦闘シーンは持てる技術の全てと庵野監督の趣味、特に特撮へのリスペクトを全開に出したという印象を受けました。セットの中で戦うのは特にそう思うと同時にエヴァはフィクションだと感じさせる演出かなと思いました。同時にエヴァが終わりに向かっているとも感じました。

アスカ、惣流じゃなくて式波なのはそういうことだったのか…。でも最後にあの海岸で救われて良かった。
レイ、ずっと初号機の中にいたんだね…。髪の長い綾波を良いです。
マリ、設定は漫画版とほぼ同じでしたね。目的はゲンドウの野望の阻止かシンジとアスカの救済かユイとの再会なのかはハッキリと分かりませんでした。分かる人には分かるかもしれませんが。
カヲル君、自分の幸せを見つけることができて良かった。司令なのはどういうこと状態です。

「シン・エヴァンゲリオン観るまで死ねない。観たら死んでもいい」と本気で言ってました。しかし観た後に「生きねば」とジブリ的なメッセージを受け取るとは思ってもいませんでした。今は満足感と少しばかりの寂しさで清々しい気持ちです。

ありがとう、庵野監督
さようなら、エヴァンゲリオン

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