ダヴィンチ

『超訳 ダ・ヴィンチ・ノート 神速で成長する言葉』 #177

「勝者とは、始める人ではなく続けた人のこと」

イタリアのルネサンス期を代表する芸術家であり、万能の天才と呼ばれるレオナルド・ダ・ヴィンチの言葉です。「一年の計は元旦にあり」ということわざがあるように、新年の初めに一年の計画や目標を立てる人も多いですよね。

でも、何日続いたか?と聞かれると、目をそらすしかない……。泣


ダ・ヴィンチは、「メモ魔」としても有名で、手稿は全部で2万ページ以上あったといわれています。現在残っているのは約8000ページ。その内容を整理し、「人生を変える方法論」として紹介した本が『超訳 ダ・ヴィンチ・ノート 神速で成長する言葉』です。

ダ・ヴィンチの業績は絵画だけでなく、音楽、建築、数学、幾何学、解剖学、生理学、動植物学、天文学、気象学、地質学、地理学、物理学、光学、力学、土木工学など、めっちゃ幅広い!

彼の生きた時代から500年経った現在では、「天才」としか呼べないと感じますが、ラテン語ができないために当時の文化サロンにお呼びがかからなかったり、コンペに負けた相手の仕事をくさしたりと、コンプレックスも抱えていたようです。

ではなにがダ・ヴィンチを天才たらしめたのかというと、「調べてノートに書き続ける」「とにかく絵を描き続ける」という2つのシンプルなことをやり続けたからです。

「勝者とは、始める人ではなく続けた人のこと」

これはダ・ヴィンチが、自分自身を励ますための言葉だったのかも。

そんな彼の生き様・考え方・行動習慣を分析し、「ダ・ヴィンチ力」として7つの力が紹介されています。

<ダ・ヴィンチ力>
①自尊力
②没頭力
③洞察力
④創造力
⑤対人力
⑥実践力
⑦幸福力

著者の「桜川 Daヴィんち」さんは、ダ・ヴィンチマニアでダ・ヴィンチ研究家だそう。ダ・ヴィンチを現代人にたとえるなら、この7人が融合した人物と評しています。

①スティーブ・ジョブズ
②スティーヴン・スピルバーグ
③山中伸弥
④菅田将暉
⑤ホリエモン
⑥宮崎駿
⑦安藤忠雄

ヴィジュアル表現を重視する点や、マルチな肩書き、さまざまな分野に興味を持って行動する多動力などが共通しているとのこと。この並びに「菅田将暉」を選ぶセンスに、アッパレを贈りたくなっちゃいました。

ブックシェルフの作り方やノートを使う時のポイントも紹介されています。わたしが実践したいなと思ったのは「目的別5つのライティング法」でした。

<目的別5つのライティング法>
1. エクスプレッシブ・ライティング
 不安や悩み・ストレスを解消したいとき
2. オブジェクティブ・ライティング
 自分を落ち着かせたいとき
3. クリティカル・ライティング
 自分に自信をつけたいとき
4. サクセスフル・ライティング
 やる気をあげたいとき
5. インスピレーション・ライティング
 アイディアを形にしたいとき

毎年、「一年にやりたい100のこと」を書くようにしているので、今年は「サクセスフル・ライティング」も書いてみました。2019年にできたことを自分で褒めようと思ったんです。

でてきたのは3つ!!!

自己肯定感の低さよ……。2020年は毎日ちゃんとメモの時間をとって「自分ミーティング」をしよう!

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