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14歳の自分に伝えたい「お金の話」

フォロワーさんのお一人の方が書いたこの本に関するレビューを読み、「自分の思いにも合っている本かも」と思い、手に取りました。

「ああ、そうだよなぁ」と思ったのがこの箇所。

「給料は会社からもらうもの」という考えは、実は本当ではありません。(略)本当のお金の出どころは、会社じゃなくて社会です。(略)給料の主は、会社の外に広がる世の中。(略)世の中に暮らす人々をたくさん喜ばせることができて初めて、給料は自然と増えていく。

132ページ

これはいい事を書かれていると思います。常に考えて仕事をしたいものです。

投資家として、成長しそうな会社かどうかのポイントとして著者が書いているのがこれです。

「社長の顔写真」が載っているかどうか。(略)「役員一覧」や「代表挨拶」のページがあって、社長が顔写真付きで自己紹介をしている会社は、成長する確率が高いのです。(略)オープンな姿勢がお客さんや社会に伝わるから、信頼を集めやすく、製品・サービスもたくさんの人に届きやすくなる。

154ページ

だそうです。が、、、
私は「社長」ではありませんが、かつてとある部署の長になった時、「これまでの部長とは違うコンセプトを打ち出そう」と、顔を出していこうと決めました。元来あまり表に出たくないタイプの人間ですが、自分の中では本当に勇気を振りしぼっての決断でした。

が、それから数年後に会社は破産。

決して私が顔を出したことが破産の直接要因ではないのですが、「自分が顔を出し始めたからなのかな」と思う心情が抜け切れず、トラウマ状態。
今、私は再び「長」のポジションにいるのですが、「顔を出そうと言われてもなぁ」と思うのです。

それから、この本を読む限りですが、10年間で7割の会社の株価は上昇。株価を上げた企業の7割は、株価が2倍以上。半数ほどにあたるそうです。
だから投資に対してもう少し前向きになろうと語りかけているわけですが、、、

私は数十年前、購入した複数の株価がすべて購入後に暴落しました。やむなく手放したら、その会社の一部は株価が急上昇しました。
よほど自分のセンスがないんだと、悲しくなっています。


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至ってごく普通のサラリーマンのつもりですが少し変わった体験もしています。