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丹波哲郎 見事な生涯(野村進)

子どもの頃、「太陽にほえろ!」はほぼ毎週見ていましたが、「Gメン」シリーズはほとんど見ていませんでした。
なので(?)丹波哲郎さんといえば、「一度死んで生き返った人」とか「変な人」というイメージしかないです(ファンの皆さますみません)。

ではなぜこの本を手に取ったか。

表紙です。

この写真が撮影された時期は、高齢になって霊界を語る前の、俳優オンリーでやっていた頃ではないでしょうか。
高齢になってもそうですが、この写真だけでオーラが常人とは違う、と感じました。

「感想」

力作。何せページ数が膨大。全部読み終えるのに膨大な時間がかかりました。

丹波さんの人間性がすごくよく現れています。
仕方ないのですが、400ページの中の4割ぐらいは霊界の話です。
そして2割ぐらい?は女性関係の話です。そこまでページを割かなくても…と思ったりしましたが。

他の部分も含め、人としての魅力があふれたエピソードがたくさん出ています。
俳優さんはだいたい「傲慢」だったり「わがまま」だったりするのが性分、というなか、丹波さんは分け隔てなく人に接してこられたそうです。それだけでも愛された方だったのではないか、と感じます。

ぜひみなさまにも知っていただきたいと思った一文を、勝手ながら紹介させていただきます。

自殺する者は、死んだら死ねると思うから、自殺するんだろうが、そうはいかん。霊魂は永遠に生き続けるんだ。結局、苦しみから逃れたければ、生き抜くしかないんだよ。

226ページ

すごいメッセージだと思います。

生き抜きます。



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