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人生に新しい風を取り入れてみませんか?:1冊の本が開く新たな世界の扉

1 人生に新しい風を

「今の人生を変えたい!」そう切実に願った事はありますか? それはどんな時だったでしょう? その時、人生を変える事は出来ましたか? 

何かのきっかけで今の生き方や人生そのものが色褪せてしまった時、何ともやるせない気持ちになり全てに嫌気がさした時、人生を過ごす中でそんな時を経験していない人はいないのではないかと思います。

そのきっかけが本当にささいな事であれ、驚く程大きな事であれ、その人にとってはとても深刻な事。その時「人生を変えたい!」と願うのは当然です。では人生を変えるとは一体どんな状態をさすのでしょう?

今回、ある本のトークイベントで1冊の本で人生が変わった読者として少しだけイベントに登壇させていただく事になった自分が、どんな経緯でどん底と感じていた時期から抜け出しイベントに出る事が出来るようになったのか? その出来事を通して何かが変わったのか? それらの経験をまとめる事で自分なりに「人生を変えるとはどういう事なのかを考えてみたいと思います。それが「人生を変えたい」と願う方にとってお役に立てばうれしく思います。

イベント当日は快晴。会場は羽田空港そばのコミュニティラウンジ〈クレアディスケ〉という場所で一歩その場に足を踏み入れた時、さあっと風が吹き抜けるのを体全体で感じました。

それはまさに人生に新しい風を取り入れた瞬間でした。その風を取り入れるきっかけとなったのが1冊の本。この本との出会いにより開かれた新しい世界の扉は今まで想像した事がないほど刺激的で魅力にあふれた世界でした。

その分、その世界で分からない事やついていくのが大変な事、落ち込む事もありました。そして今もそれは続いています。なぜなら、その世界は日々進化しているから。

ただ確実に私の人生は変わりました。では「どのように変わって行ったのか?」 それは偶然聞いたオンライン講座から始まります。

(イベント会場だったクレアディスケについては下記のサイトからご覧ください。)

2 人生が変わるきっかけはささいな事

それは昨年、猛暑の日々が続く夏のある日の事でした。当時、私は家庭科教師の仕事を辞め、学校現場での経験を活かし受験生のママのサポートをするため学校での子ども達の学びについての発信をしていました。

その日は「問いのデザイン」を書かれた先生安斎勇樹氏の講演を聞くためにオンラインに入り、たまたま、もう一つの「進化思考」の話を聞く事になったのです。

その話を聞いた時に受けた衝撃は今でも忘れる事が出来ません!

この本があれば、この思考法を生徒達が知る機会を持てれば絶対何かが変わるはず! 直感で感じた期待と興奮!

著者の太刀川英輔氏の話で出て来た「創造性」というキーワードは学校現場で大きな課題となっていて、子ども達の中には「創造性」や「発想力」に自信を持てない子が多く自己肯定感を下げる要因となっていました。それば家庭科の実習にも影響し、オリジナルの作品作りとなると苦手意識が出て頭を抱える子も少なくありませんでした。

その子達のために何か出来たらと思いながら、結局何も出来ないまま学校を辞める事になった後悔が「進化思考」と出会った事で思い出され、逆に、この本の存在が学校現場を変えるはずという希望に変わって行きました。

もう生徒達と接する事はないけれどFBなどでつながっている元生徒の1人でもいいから私の発信に気づいてくれたら、本を手にとり興味を持ってくれたら、ページをめくり中身の面白さに気づいてくれたら、と期待は高まります。

その日、何かの都合でオンラインの講演に入らなかったら、元々目的としていなかった「進化思考」の話を聞かずにオンラインを出ていたら今の私はありません。

きっかけは本当にささいな事。人生を変えるきっかけは人それぞれタイミングがあり、それに出会う行動をしたかどうかで決まるのだろうと思います。
もし少しでも気になるイベントがあったら、オンラインでもリアルでも参加してみませんか? 人生を大きく変えるきっかけとなるかもしれません。
「進化思考」の本については、こちらからご覧いただけます。)

3 新しい世界の扉はすぐそばに

本との出会いは希望の始まり。それはその通りだったのですが、本を読んだだけで劇的に何かが変わるほど変化は急には訪れてはくれません。

ただ少しずつ自分が出来る事をしていく事で本を通して見えてくる世界がありました。秋に入り個人での活動は対象を変え「ママを元気づけるためのチアアップサポート」として、学校以外の学びの場を選んだお子さんや学校外の学びを選ぼうとしているお子さんをお持ちのママ向けにマイクロスクール(オルタナティブスクール)等の情報を届ける活動にシフトしていました。

当時はインターンで入らせてもらった探究をメインにしたマイクロスクールでの様子などを発信していました。

そのスクールは午前中は講義やワーク、午後は全て探究に充てていたのですが、スタッフから「年明けに午前中の講義の一部をやってみては?」と言っていただきます。家庭科の経験を活かして保育の領域でという話でした。

インターンとして学校とマイクロスクールの違いを痛感していたので、学校での授業しか経験のない自分に出来るだろうかという不安が襲います。

ただ「やってみたい」という気持ちが勝り「やります!」と返事をしてしまいました。それなのに、いざ講義のプランを考え始めると在職中の授業のような内容しか浮かびません。

ここはマイクルスクール。「もっと創造的で学校では出来なかったような内容を子ども達に伝えたい!」そう思った時、「そうか!進化思考でアイデアを出してみよう!」と思いつきます。

それまでは自分で読む事折に触れて本を紹介する事はしていたものの実際に思考法として活用した事がありませんでした。

進化思考の中には50のワークがあり、その頃は全てに取り組まなければならないと勝手にハードルを上げワークをした事がありませんでした。その気があればページを開き1つでもワークを実際にやってみる事で新しい世界の扉は開かれたのにです!

「進化思考」より

そのワークは上の表にあるように適応変異という2つのパートから成り立ち、その両方に取り組みながらコンセプトを磨いていくという流れになります。


そこで保育領域の中でマイクロスクールに通う子ども達(10代の探究者たち
)が少しでも興味を持ってくれるよう「遊びをテーマにおもちゃをつくる授業とワークを組み合わせては?」と考えが1人で50のワークに取り組む事にしました。

結果は散々でした。教師時代のくせでワークをやりながら「これで合ってる?」「このやり方は正解?」と正しい方法で取り組もうとしてしまい思ったような創造的ですごいアイデアは出て来ませんでした。

結局、家庭の事情でマイクロスクールは続けられなくなり授業は幻のままに終わってしまったのですが、実は自分の中で新しい世界の扉は開かれていました。

それは「いつか、もっとしっかり進化思考の50のワークをやってみたい!」という気持ちです。

4 違う風を感じて

心の中にうまく行かなった進化思考へのモヤモヤとした欲求不満感を抱えながら年が明けました。

そんな時、ネットで調べ事をしていた時、進化の学校という言葉を目にします。そこは「進化思考」をより深くワーク全てをチーム制で他のメンバーと一緒により深く学べる場。私にとっては願ってもない場所です!ただ、そこに入るには問題が山積みでした。

・費用がかかる
・土曜日の午前中が数週間に渡ってつぶれる
・オンラインだから操作が大変そうで、ついていけそうにない
・若い世代のしかもバリバリに仕事をしている人ばかりのような気がする

もうすぐ還暦を迎えようとしていて、退職をして、機器の操作にも弱いおばさんが受講してもいいものか…という問題です。

幸い進化の学校は開催前に何度も説明会が開かれ説明会への参加は無料です。担当の方にメールなどで質問する事が出来ました。数回の説明会に出た後、年齢の事やオンラインのワークでの機器の操作の不安などをぶつけた所、丁寧な返信をいただき不安は和らいだものの入会の決断が出来ません。

学校に入り、おたおたと機器の操作が出来ず他の人の足をひっぱるような無様な事をしたくなかったから。その頃の自分は個人での活動もうまく行かず何もかもに自信がなく、これ以上惨めな思いをしたくなかったのです。人生の中での何度目かのドン底でした。なので……締め切りの日まで迷いに迷っていました。

「よし! どれだけ恥をかいても、とにかく自分なりについて行く」ようやくそう決意し申し込めたのは「自分を変えたい」「何もかもに自信がないままの自分でいたくない」

家で鬱々と過ごす狭い世界に「違う風を入れたい」と切実に願ったからでした。(私が参加した進化の学校2月期の説明会のイベント内容はこちらからご覧いただけます。)

5 想像すら出来なかった世界

実際に進化の学校が始まるとそこは本当に異世界。これまでの教師人生で出会った事がない人達との出会い、やった事がない事の連続。これまで考えた事がない事を考える日々が急に始まりました。

子ども達は独立し、主人は単身赴任のため不在がちで家で1人で過ごす事が多くモノクロだった世界が一変し急に色鮮やかになったようでした。

そのスピードや交わされる会話の面白さ、知らない言葉も多かったけど、それを知る事の楽しさ。どれをとっても入校前の単調で平凡な毎日とは桁違いに刺激的で激疲れする日々でした。

そんな中でついに進化の学校も最終日を迎え、自分が進化させたい対象に選んだ絵本についてのコンセプト(絵本を進化させた全く新しい考え方)を発表する事になりました。絵本については下記の記事を参考にしてください。

進化の学校では思ってもいなかったようなパラダイムシフトを体験します。自分の中の絵本に対する見方や考え方が全く違うものになり進化思考のすごさを鳥肌がたつような思いで実感出来たのです! これは体験しなければ分からい感覚だと思います。言葉をどれだけ尽くしても表現出来ない体感。
その時初めて心の底から「この進化思考を生徒や子ども達だけでなく、1人でも多くの人に知って欲しい!」と思ったのです。

6 さらに広く深い世界へ

進化の学校では公務員や会社員など組織に属している方が多く私のように個人事業主の立場で参加している人は少なかったものの、年齢的についていけない所はTAと呼ばれるアシスタントの方やホームチームと呼ばれるチームのメンバーの方にフォローしていただきながら進化の学校を無事終了する事が出来ました。

入る前に心配していた事は全て杞憂でした。進化の学校で学んだ事でいろいろな方と繋がりを持つ事で私の世界はさらに広く深くなって行きます。

それは進化の学校の卒業生や進化思考を学んだ方達が集い進化思考をさらに深く学んでいける場に入る事を決めたからです。

ここで進化思考をベースにした様々な活動に触れていく事で、どんどん進化思考にはまっていき、SNSの投稿も進化思考の事をメインに伝えるようになっていきました。その中で進化思考は自分の生き方や暮らし方を考える時に欠かせない思考のツールとして心の拠り所になって行きます。(重複する内容もありますが、心の拠り所になっていく過程は下の記事からお読みいただけます。)

そう感じ始めると「他の人にも伝えたい」「1人でも多くの人に体験してほしい」「この思考法の魅力を知ってほしい」そう思うようになりアイデアカフェと名付けた無料のイベントを開く事にしました。進化思考をどう伝えれば少しでも生き方や暮らし方に役立ててもらえるかモニターをしてくださる方を募集しトライアルをしてみたのです。それまでの私は機会に弱いし私なんかが告知をしても誰も来てくれるはずがないと自信が持てず「オンラインで何かイベントを開くなんて絶対無理」と思っていたのにです!

これこそが人生を変えたターニングポイントでした。

そして参加して下さった方の変化を見て確信します。「やっぱり、この進化思考はすごい!」と。

さらに進化は続きます。進化思考で自分の子育てを振り返る事で、それまで見えていなかった事が見えるようになり現役の子育て世代の役に立てればと考えるようにもなりました。興味を持っていただいた方はマガジンを参考にしていただければと思います。

こうして昨年夏に進化思考に出会う前の自分には想像も出来なかった世界がどんどん広がり5月29日に羽田で開催された「進化思考」の1周年記念のトークイベントに読者として参加させていただく事になったわけです。

イベントは羽田。でも住まいは関西。主催者の出版社の阿部さんからは「オンライン参加で結構です。でも、もし良かったらリアルでいらして下さい」とメッセージをいただいた時、それまで小さく開きかけていた世界の扉が一気に目の前にパーッと広がるような気がしました。

憧れの本の著者である太刀川英輔さんと直に会える! 東京に行ける! トークイベントで自分の実践について話が出来る! 夢のような体験が出来るのです。あたたかい風がそっと背中を押してくれるような気がして、即座にリアルでの参加を決めました。

イベント当日、太刀川先生と握手させていただいた事、他の登壇者の方々の進化思考に対する真摯な思いや含蓄のあるお話をまじかで聞かせていただいた事、ものすごく緊張したけれど読者の立場で進化思考の魅力を人生の選択に決断に進化思考を使って欲しいと伝える事が出来た事、そして何よりリアルで参加して下さった方々やオンライン参加の皆さんとの何とも言えない一体感、そのどれもが一生の宝物となりました。

7 あなたにとっての新しい風は?

たったひとつのオンラインの講演を聞いた事が、たった1冊の本と出会った事が、たった一度自分で本のワークをやってみた事が、新しい風を人生に取り込み世界を広げ、人生を変える事になりました。

あなたにとっての新しい風はどんな風でしょう? どんな風を人生に取り入れどんな人生を送りたいと願いますか?

「人生を変えたい!」と思ったら、良かったら進化思考を手にとってみませんか?  この1冊があなたにとって人生を変える1冊になるかもしれません。きっかけをつかみ、ほんの少し行動につなげるだけで今まで知らなかった世界と出会い新しい世界の扉がきっと開かれていくはずです。
〈終わり〉


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