公務員退職→起業→コロナ→そしてようやく本当の起業へ(←今ここ)

みなさんこんにちは。イメージコンサルタントの古橋香織です。

1年の振り返りの記事を書きたくて、でも子どもが寝てくれなくてようやく筆をとることができました。もしかしたら新年になってしまうかも。。。

タイトルのとおり、今年は私の人生にとって大きな挑戦の年となりました。まず、イメージコンサルタントとして起業したいという思いから、東京都の職員を退職しました。これも退職までの長ーいながーい心の動きを書いた記事がいまだに読まれているので、気になる方は是非読んでみてください。基本的に参考にならないと思いますが、人によっては何かの参考になるかもしれません。

今考えてみると顔から火が出るほど恥ずかしい話なんですけど、起業直後はホームページを作ったらお客さんが来てくれると思っていたんです。いうまでもなくそんなうまい話があったらみんな起業します。来ません。100%お客さんは来ません!

人にサービスを勧めるという営業経験もない、公務員時代に何か目立つ功績があったわけでもない。憧れられる要素なんて何もない私ですが、公務員時代の経験からどことなーく、このおしゃれのかけらもない政治行政というフィールドを何とかできないかな、という思いがありました。政治家や公務員の魅力を発信しないと志す人がいなくなってしまう。そうすると何が起きるかというと、「地域の衰退」なのです。地域を活性化させるために地域で頑張る人の魅力を伝えることは急務であり、魅力を伝えるツールは、若干チャラいかもしれませんが「おしゃれ」や「服装」であってもいいのではないかと。

しかし、その思いだけで都を退職し市場に突っ込んでもそもそも私のことを知っている人なんて誰もいない状態です。しかも元からニーズが発生しているところに行くのではなく、ニーズを開拓していくところからのスタートです。それゆえ私より後に起業したイメージコンサルタントにどんどん追い抜かれていることが明らかで、ターゲットをもう少し広くした方がいいのかなと本気で考えて毎日夜になると涙が止まらなかった時もありました。そうすると私らしさが消えてしまう、どうしようと。特に緊急事態宣言が解除されて、周りから徐々にお客様が戻りつつあるという声が出ていた時期は、焦りから本当に精神的に不安定でした。起業家はメンタル命です。もっとメンタル鍛えないといけないなーとも思ったり。

人と比較して落ち込んでバネにして、私のこれまでの人生は反骨心から来た部分が大きかったのですが、起業するにあたっては反骨心だけではどうにもなりません。1年間やってみて気づいたのは、人と比較するのは時間の無駄。だったら相手に伝える言葉や技術を磨いたり、美しいものを見たり、寝てリセットした方が100倍いいです。起業は机に向かっていれば成果が出るお勉強ではありません。お客様は人。心を持った人なのですから。そもそも余裕のない人間のイメージコンサルを受けたいかと思うと、絶対受けたくないですよね。

コロナで途方に暮れる中Twitterを開始し、noteを開始し、自主講座である「公務員ファッションアカデミー」を開始し、音声メディアを開始し、コツコツコツコツ毎日何か発信していました。そうすると不思議なことに、悲しいことよりも嬉しいことが起きる日の方が多くなりました。特にTwitterでは「古橋さんのおかげで服装に気を遣うようになった」とか「面白い発信をされていて前から気になっていた」とか「着想が独特ですごく応援したい」などとコメントしていただける機会も増えました。Twitterがなかったら今の私はありません(たまにひどいこと書かれますがw)。イメージコンサルタントはTwitterをやってはいけないという変な先入観から勝手に毛嫌いしていたのですが、その時の自分にもし会えたら「もっと早くはじめろ」とガツンと言ってあげたいです。

こちらのnoteにも支えられています。noteにいるみなさんはみんな優しいので。元気をたくさんもらっています。

そんなわけで1年過ごしてきて、ようやく自分の軸が見えてきて何をすればいいのかが明らかになってきました。パッと出てくるのは共鳴者、味方を増やしたいかな〜。まだまだあります!!アイデアの源泉が枯れないようにインプットもしっかりしないといけないですね。

来年は国の外郭団体さんでの講演や休学していた大学院への復学、書籍の出版など、上半期だけやるべきことがたくさんあります。子育てと両立しながらがんばりたいです〜。

この記事を読んでいただいた皆さまにとって、2021年が最高のものとなりますように。全ての人に幸せが訪れますように。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?