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「人は見た目じゃない、中身だ」と言われた時の私の返答

こんにちは、古橋香織です。


みなさんは見た目と中身は繋がってると思いますか?


それとも全くの別物だと思いますか?


私が政治家や公務員の方向けのイメージコンサルタントとして独立したばかりの頃、自分のお仕事の説明をすると、


いやいや、人は中身だ。見た目じゃない。あなたの仕事は中身のない人間を飾り立てるだけの仕事だろう。そんな見た目だけのやつが責任あるポジションについてしまったら政治はもっとダメになってしまうじゃないか。


と、言われたことがありました。


言われてみると確かに一理あるんです。その時の私には反論する力がなくて結局黙り込んでしまっていました。そこで話が止まってしまうのはいつも悔しくて悲しかった。。


このように私は、独立してから今まで「人は見た目じゃない、中身だ」論にかなりの頻度で遭遇していました。しかし、多くのお客様との出会いを得た中で得られた確信があります。それは、


見た目をよくすることによって、人柄もより魅力的になる


という、因果メカニズムです。


例えば、1万円のジャケットと5万円のジャケットを着た時、5万円のジャケットを着た方が気持ちが少し引き締まりませんか?


見た目がだらしない人の仕事のパフォーマンスは高いですか?


人は見た目に気をつけることで、表情に自信が出て所作も美しくなり、仕事やプライベートのパフォーマンスも向上します。


これは多くの人に言えることであると思うし、過去を思い出してみると、


この人もっと見た目に気を使っていたら、もっと良いポジションにいるのになあ


という逆のパターンもいくつかあったな、と。


もちろん、見た目は器であり、中身もとっても大事であることは重々承知です。しかし、良い器に入れないと、水は飲んでもらえないんです。


「政治家など、活動をするにあたってイメージが重要になってくる仕事」


をしている人の場合は、せっかく良い政策を打ち出していたり人柄が素晴らしくても見た目の部分で一定のレベルをクリアできるかできないかが、自身のキャリアに直接影響を与えてくる部分はかなり大きいのではないかと私は考えています。


これは、カッコいいとか美人であるといった尺度ではなく、その人がどれだけ自分を魅力的に見せる方法を知っているかいないか、それだけのことです。


若いうちは顔貌やスタイルが良ければ何事もうまくいっていたかもしれません。しかしある一定の年齢になると、その人の内面から醸し出される雰囲気や空気感の方が人を惹きつけるようになります。良い意味でも悪い意味でも、その人の生き様が如実にあらわれてきます。


イメージコンサルタントのお仕事はまだまだ認知度の高いお仕事ではありません。


しかしその人の持つ個性や内面の良さを、ファッションを通じてより発揮させるための「見た目の参謀」のような役割を担っているのだと思います。











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