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【読書感想文】「すごい!お金持ちチェンジ」はスゴイ。

最近、曖昧な形容詞はあまり使わないほうがいいかな、と思うようになった。100%使わないということはできないけれど、自分だけが感じた感覚を相手に伝えるのに、形容詞だと不十分なのではと感じることがある。

特に、「すごい」なんて、何がすごいのかもっと言ってよ!と突っ込みたくなる。

しかしこの本は、今持っているものへの意識や向き合い方を変えるだけで、「すごい」チェンジができるのではないか、という気持ちにさせてくれた。

お金は簡単に稼げるものではないけれど

作者の森瀬繁智氏については、いろいろな評価があるようだ。また宗教の教祖か?と思うほどのオーラがあるような気もする。
そちらについては言及するつもりはない。
ただ、本の内容は刺さる言葉が多かった。

そして、たとえもとても分かりやすい。

・自分の価値を心から認めてくれる場所を、本気で探すこと
・天才とは誰よりも努力した人ではなく、誰よりも自分の輝ける場所を探した人

野球で稼げるイチロー選手に時給1000円の事務の仕事をさせるのはもったいないというのである。つまり、事務の仕事はイチロー選手にとっては輝ける場所ではないということ。

そんなのわかってる!!と思うけれど、自分自身や身近な人に当てはめて考えたとき、どう考えても場違いなところにいるのに、それに気づけないことはあると納得してしまった。

幸せな人生を送るための指南書

題名からすると、お金持ちになるための手引書のような印象を受ける。

しかし、お金とは切り離して、どんな気持ちで人生と向き合うといいのか示してくれているように私は読むことができた。

いつも笑顔で、みんなが楽しくなるような言葉を使っている人は不幸にならない、というか、不幸になれない、のです。
周りを幸せにしたい人は、まず自分を幸せにしたほうがいい。自分が幸せになれば、周りの人にその幸せは伝染するから。
多くの成功者を見ていて共通していることは、
「どんな人と付き合わないかをハッキリ決めている」ということ
みんなに好かれようとするよりも自分を好きでいてくれる人を大切にする
「悪い部分」を引き出す人からは離れ、「いい部分」を引き出す人と付き合う
自分が上手くいっていないのだとしたら、まず、現実から逃げずに自分と正面から向き合い、自分のフォーム(やり方)とメンタル(心の在り方)の両方が大事。
そして、自分ではわからないことがあるのなら、プロに聞く。
そのプロは誰でもいいというわけではなく、自分にも、指導でも、ちゃんと成果が出せている人を選ばないとダメ。

うまくいかなかったり、卑屈になったりしても、自分の心次第で「起こったこと」をどう受け止めるかが大事ということを教えてもらった。

とにかく挑戦!

失敗して後悔するよりも、挑戦しないで負けたほうが後悔が大きいということを、半世紀近く生きている私は今まで何となく感じていた。

それでも、ここであらためてこの本と出会い「今の仕事の向き合い方にも当てはめて考えなさい」と言ってもらった気がする。

自分らしく生きる。
比べるのは他人ではなく、
過去の自分と理想の自分。

今日頑張った自分を大いに褒め、また明日は今日以上の働きができるよう向き合う。
そんな生き方をしようとあらためて考えるきっかけとなった一冊だ。


ちなみに、この本で得られる著者の収益はすべて、新型コロナウイルス被害への支援等に使うそうです。本物のお金持ちだ~。

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