食品スーパーは発見ばかりで楽しい

「店舗・売場理論」に関する本を読みました。前職のときに読んでおけばよかったと思う本でした。

特に、「インストア・マーチャンダイジング」は、前職を思い出すような内容ばかりでした。

食品スーパーの販促支援をしていた時は、各社が週に2回程度実施している折込チラシの掲載内容を見ていたり、競合店の店舗調査をしていた理由がこの内容にすべて書いてありました。(ちゃんと読んで勉強しておけば、、、)

僕が、食品スーパーを支援していたときは、地場の食品スーパーが人気だった時で、よく店舗視察に行ってました。僕の記憶でも、当時の人気だった食品スーパーは他と違っていたなぁと記憶しています。

このランキングだと、ヤオコー、ベルク、ロピア、マミーマートはよく視察に行ってました。

折込チラシと店舗づくりが連携されていて、お客さん側に商品の安さだけではなく「楽しさ」を提供していました。
チラシでは肉・魚などのパワー・カテゴリを中心とした特価情報だけでなく、モーメント・祭事にあわせたレシピ提案で関連した調味料や総菜なども紹介。当時では、よく「提案型」と言っていましたが、人気のあった食品スーパーが実施していた折込チラシでは「提案型」が流行っていました。

店舗でも、全体を見渡せるように店内の棚は低めにしていて、カテゴリ案内も見やすく、スーパーとは思えないような少し落ち着いた蛍光色を使っていたり、ちょっとおしゃれなスーパー。蛍光色の明かりを少し変えるだけで生鮮やお惣菜が新鮮でおいしそうに見えるんですね。チラシで掲載されていたレシピが店内のクッキングスペースで、調理されていたり、関連した商品を近くに配置していたりとお客さんの導線を考えながら配置されていたんだなぁと改めて勉強になりました。

なかなか小売店に行くことは少なくなってしまいましたが、実は色んな仕掛けがなされているんですよね。たまに見に行くと楽しいです。

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