初のノートは、チェリザムの感想を書きました。 やはり「初」を冠する投稿は、今の私にとってこれ以外ないだろうと思って。 前に書いたように、この作品は、私の心に一生残…
いろいろ言いたいことはあれど、すべてはラストシーンに集約されている。 「行こうか」の黒沢の呼びかけは、なぜかちょっとした散歩の帰り道とは思えないような、思い詰め…
ももすけ
2023年5月22日 00:30
初のノートは、チェリザムの感想を書きました。やはり「初」を冠する投稿は、今の私にとってこれ以外ないだろうと思って。前に書いたように、この作品は、私の心に一生残るであろう素晴らしい作品となりました。ただ、実は…この作品のドラマ版に、異常な思い入れのある私には、映画版については「総論賛成、各論反対」的不満もあるのです。もちろん、プロが作った作品に対して、素人の私が自分の思い入れに基づく不満を
2023年5月21日 12:12
いろいろ言いたいことはあれど、すべてはラストシーンに集約されている。「行こうか」の黒沢の呼びかけは、なぜかちょっとした散歩の帰り道とは思えないような、思い詰めた、どこか決然たる響きがあり、おや?と思う。それに応え、歩き出す安達。冬枯れの寒々とした一本道、ふたりは黙って歩いていく。真っ直ぐ前を見て。固く手を結んで。その真ん中を。行き交う人々は、あからさまに笑ったり、全く興味を示さなかったり、