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人生で1番愛するY君へ。

今日は私の29歳の誕生日です。

旦那さんと過ごす誕生日は3回目になりました。

今日は旦那さんへの気持ちをラブレター代わりにここでしたためてみようと思います。


Y君へ。

いつもいつもわがままな私を受け止めてくれてありがとう。

さっきも私の機嫌が悪くて少し喧嘩してしまったね。

「いつもわがまま言ってごめんね?」ってさっき謝ったら

「もう慣れたからいいよ」って優しく笑ってくれたね。

えらくわがままな私に慣れさせてしまって申し訳ないなーと思いました。笑

本当にいつも心配かけたり、急にかまってって言ったり、本当に子供みたいになる私を

受け止めて、受け入れてくれてありがとう。

1人で頑張ろうとすると「ちゃんと頼りな?」って言ってくれたり、

よしよししてくれたり、手を握って安心させてくれるあなたが大好きです。

まだホルモンバランスが安定してなくて

いっつも怒ったり泣いたり情緒が忙しない私と

一緒に居てくれる事に感謝してます。


私はあなたに出会うまでこんなに自分がわがままだと知りませんでした。

こんなに長く人を好きで居れると知りませんでした。

あなたに出会う前はなんだか人を好きになりきれず、

3ヶ月〜半年付き合って終わる事が多かったので

まさか自分が結婚するとは思いませんでした。

付き合って2ヶ月ぐらいの時に

お互い何となく「結婚したいね」なんて言ってましたが

3ヶ月越えたあたりからなんだか私は結婚に前向きではありませんでしたね。

結婚したら自由がなくなりそう、好きな事がしたい、兄弟で結婚している人もいないので未来へのビジョンが持てないなど色々理由はありました。

私はあなたの初めての彼女だったので

私なんかと結婚して良いのだろうかと自信が無かったし、

初めての彼女としてどこかあなたの人生の記憶の片隅にでもあればいいと思っていたので

あなたが何回も確かめるように「結婚する?」と言ってきた事に上手く返事が出来ませんでした。

だけどあなたに何度も結婚の意思を確認され

いよいよ、本当に結婚したくない理由に向き合わなければいけないと思いました。

私は大切な人と自分が一緒に居られないのではないかというトラウマがありました。

私が9歳の時、お父さんが亡くなりました。

鬱病にかかり、最終的には自ら命を絶ちました。

お母さんは葬式中など気丈に振る舞っていましたが、火葬場にお父さんの棺が入っていった姿を見て泣き崩れていました。

その光景を今も強烈に覚えていて、自分もそうなるんじゃないかな、一緒に居続けるのが怖いと心の底で思っていました。

それは思い込みなんだけど、やっぱり誰かと一緒にいる自分を受け入れる事が出来ませんでした。

でも、泣きながらあなたに「お父さんが早くに死んだからお父さんみたいに居なくなって欲しくない、だから結婚するのが怖い」と伝えた時も

優しく抱きしめてくれました。

そして、「今それを話してみて、結婚したい気持ちはある?」ともう一度聞いてくれて

私はようやく心の底から「うん」と返事が出来ました。

たくさん喧嘩もしたし、たくさん笑ったし、

良い事も悪い事ももちろんあったけど、

色んなことを乗り越えた後でもお互いずっと好きでいられて幸せです。


50年後も60年後もいっぱい一緒に生きようね。

息子が育って手が離れてまた2人きりの生活になったら旅行したり、お家でお菓子食べたり、どうでもいい事で笑ったり

2人で幸せだと思える事なんでもしようね。

いつも大きい愛情で包んでくれてありがとう。

世界で一番大好きです。

今まで出会った人の中で一番大好きです。

これからもよろしくね。


さおりより










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