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自宅でできる最強のリズム練習法「パタパタ」 テキスト版 Moyashi先生のドラムレッスン

いつもありがとうございます、Moyashi先生こと持冨です。

今回は、リズムが安定し音符がキレイに並ぶようになる、最強のリズム練習法「パタパタ」を紹介します。僕が講師をしている専門学校では、担当する楽器は関係なく、全学生がこのパタパタを入学から卒業までひたすらやらされます。それくらい効果的な練習法です。

自宅でもできちゃう簡単な練習法なので、毎日の練習に取り入れて、ドンドン上手くなりましょう。

それでは行ってみましょー!


パタパタ、超簡単です。クリックに合わせて右、左と足踏みをし、左右の手をこのようにパタパタするだけ。基本は16分音符で、アクセントを付けないように全て同じ音量を意識して行います。

なぜこの方法でリズムが安定するのか。それは、リズムを安定させるのに重要なのは、身体を思った通りに動かせるかどうか、だからです。

仮に頭の中で鳴っているリズムが完璧でも、それを表現するためには、身体の動きに変換しなければなりません。身体を動かす神経回路が脳と正確に開通しなければ、リズムはズレてしまうわけです。

他の動画でも解説していますが、「音を出す」という結果は、「身体を動かす」という過程があって成り立つものなので、「安定したリズム」という結果が欲しければ、「安定した身体の動き」が不可欠なわけです。これはドラムだけでなく、どの楽器も同じです。

ではパタパタしてみましょう。
譜面の通りに行います。右、左と足踏みをし、右手からスタートします。

パタパタ1

次は左手からスタートしてみましょう。右利きは左手が弱いですから、重点的に行いましょう。

パタパタ2

今度はアクセントをつけてみます。1小節目は右手がアクセント、2小節目は左手がアクセントです。2小節目が慣れないと難しいので、回数を重ねましょう。

パタパタ3

この練習法はいくらでも応用が効くので、自分のレベルに合わせて難易度を上げてみましょう。3連符にしたり、クリックを付点で取ったり、ドラマーはルーディメンツやマーチング、足をサンバキックにしたりと色々できますよ。

パタパタ4

では、ここまで読んでくれたあなたに非常に重要な話をします。このパタパタという練習法は、あくまでリズムが安定し、音符がキレイに並ぶようになる練習です。つまり「自分の持っている物差しの目盛りをキレイに並べる」練習です。

自分の物差しにズレが生じていて、1目盛りが「1ミリ」ではなく、0.9ミリになっていたとしたら…0.9ミリでキレイに目盛りが並ぶようになる練習だということです。

実は僕を含むほぼ全ての人、レジェンドミュージシャンたちでさえも、1目盛り=1ミリ、つまり音符を長さを正確に演奏することができません。完璧に正確な打ち込みの音符より、短くなっているんです。

しかしグルーヴマスターと呼ばれる人たちは、この音符の長さが1目盛り=1ミリに限りなく近い人たちです。この1目盛り=1ミリにどうやって近づくか…それはやはり「プルビート」を覚えることが必須になります。プルビートについて解説している記事がありますので、まずそちらをご覧いただければと思います。

今回は以上となります。役に立った!という方は、スキボタンをよろしくお願いします。それではまた次回お会いしましょう、お疲れ様でした!

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