
経営から7年目で最大のピンチ!霧が晴れない中でも生き残るよ。そしてスポーツやイベントの新しい「臨場感」を考える。
こんにちは。佐藤奨(さとうつとむ)です。
ふと、気持ちをつぶやいた投稿が拡散されてしまった。
私は、スポーツ関係の経営を2014年からして7年目です。これまで、幸い融資や助成金を1度も受けず、なんとか生き残れてきました。しかし今回のコロナはヤバいです。もう半年分の仕事が全て飛んでます。さすがにこれに耐えうる体力はないです。緊急事態で3密に繋がること全て辞めても息の根は止めない。
— 佐藤奨 / 𝗧𝘀𝘂𝘁𝗼𝗺𝘂 𝗦𝗮𝘁𝗼 (@2tomman) April 15, 2020
書いた通りの状況で、今回のコロナは、まじでヤバいです。
ただ、こちらの投稿が拡散され、心配を与えてしまったかもしれないので、もう少し掘り下げたことをnoteにして伝えます。
今、一番ヤバいより、もう2月からヤバかった。
今、一番ヤバいからTwitterに上記の投稿したわけではなく、2月に4月の主催イベントを「中止」や「延期」の判断をするか検討を開始した時期から、すでに大ピンチでした。あらゆるシミュレーションを立て、中止した場合の挽回策を即座に練り始め、動きつつ、今に至る、という状況です。
超現実的な話ですが、もし主催する大規模なイベントを「中止」したら、予定していた売上が立たない。ここまで準備してきた労力を、売上によって回収できない。さらに、そこで立てた売上によって支払う予定だった「支払い系」や「税金」支払いのための「余剰資金」などもなくなります。
間に見込んでいた他のイベント案件もなくなったので、そこの上積みから得られた収益も、イベント中止した場合の「資金繰り」に役立てる予定でしたが、そちらも中止が重なり、出来なくなりました。
このような状況だと、どうなるのか。
今、「売上」が立たないけれど、作業はありまくる。
主催のイベントの「中止」によって、かつ関わるイベントが飛んで、今、「売上」が立ちません。
ただ、「売上」が立たないけれど、作業がありまくるのです。それはなぜか。
例えば、融資の確度を上げるために、決算業務を1ヶ月前倒しして業務を進め、資金繰り挽回に向けた動き、メディアを立ち上げ運用、映像コンテンツ制作(Youtubeチャンネル2つ立ち上げ予定)やSNS運用の強化、社員数が少ないのでこれら全部やるのはむっちゃ大変っす。汗
暗中模索で全力疾走はけっこうツライ..
「売上」が立たないけれど、作業がありまくる状況は、けっこうキツいです。さらに、コロナの状況がたった1週間でもまるで景色が変わり、暗中模索の中で意思決定が必要です。企画を練っては、それが崩れの繰り返しが2ヶ月くらい続いていて、まだ表に出せていないプロジェクトもあります。
まだ表に出せていないプロジェクトは、スポーツ軸のものが多いので、コロナのリスクや全貌が明らかになるにつれて、「3密」は難しい、再開時期はいつ、「目処」はどこだ、どうしたら実施できるのか?そこが不透明であっても、何ならやれるか、これらの外部環境に、意思決定が、どうしても左右されるのです。
「自分のタイミング」で水を飲んだり、スマホをいじったりするのはほぼ100%思い通りにやれます。そして、平時の時に関係各所を集めて何か大規模なことを企画するのは簡単ではないですが、今のコロナの状況で「外部環境」がどんどん変わる中での企画は、どれもが異なり、難易度が高まります。状況悪化によって、さらにハードルの高まりを感じます。そして、異なる中でも、どうであれ「成果」は出さなければなりません。
とにかく生き残り、新しい「臨場感」を考える
とにかく、2月の段階から、どうしたら「生き残れる」のか?を模索して動いていますし、刻々と状況がクリアになってきた中で、「見通し」をつくる必要も出ています。実態はまだ霧の中ですが、動くことで見えることもあるのです。
そして、どうやら、このコロナは、数年など中長期化の線が濃厚です。なので、ここからは、先の動きを見通すために、下地として思っていることをツラツラと書いていきます。
ただ、コロナに関して、私は専門家ではないので、その件の掘り下げは他の専門的な場所で確認していただきたいと思いますが、専門家らの意見を咀嚼して、私が立てている見通しや、視点として、イベントやスポーツは、新しい「臨場感」を考えるときだと思います。
スポーツにおける「臨場感」とは、ほぼ人の「歓声」や多くの観客の「密集感」や「視線」が構成していた。その、どれもがこれまで通りにはいかない。今のピンチを乗り切った先の未来も、同時並行で取り組むべきテーマと思っています。
すべてオンラインにはならない。体験の価値は5感が最強
本業であったイベントの「空間」で「体験価値」を提供する視点で見ると、コロナ収束後「オンライン」に全て置き換わるかというと、それはあり得ないと捉えています。
その代わり、五感で感じられるものへの価値が飛躍的に上がると捉えてます。ただし、これまでの単価では無理でしょう。なぜならソーシャルディスタンスの維持が必要だから。
なぜならソーシャルディスタンスの維持を保ちつつ、サービスを提供するというのは、これまでは気にしなくてよかった「3密」を回避した上で、サービスを提供する必要が出てきます。
「3密」を回避するには、現地に入れる人数を絞る必要があるため、1人あたり「顧客単価」をあげなければ維持できません。
だからこそ、相対的に価値が高まるのです。
ふまえた上で、私は、オンラインで出来ることで価値を創出しながら、新しい「臨場感」、「価値提供」の方法も模索し、どんどん動いていきます。
まずは、なんとしても生き残る。そして、スポーツやイベントの新しい「臨場感」を考えていきます。
2月から現在にかけて動いてきた軌跡にもなってるnoteの記事