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4歳後半~5歳の男子に遊ばせた10のビデオゲーム

長男に、4歳頃からゲームを遊ばせている。ただ、反射神経が鈍いのか、アクションゲームが苦手だ。

下のnoteでは、4歳前半では、いわゆるアクションゲームの中で最も優しい部類といえる『星のカービィ』の1面ですらクリアできなかったと書いた。

では5歳になって少しはマシになったのか?というと……ポケモンにはまり過ぎてあまり他のゲームを積極的に遊ばなくなってしまった。ゲームを遊ぶのは、たぶん他のことをやるよりも好きなのだけれど、一日1時間という制約を設けているので、他のゲームを遊んでいる場合ではない、という状態。

『ポケットモンスター リーフグリーン』

そもそもなぜポケモンに興味を持ってしまったのかというと、義理の父、長男からみて祖父が、『ポケモンGO』を遊んでおり、その影響が大きい。隔世遺伝というかなんというか

というわけで、メジャーなポケモンの最もたくさん出てくる初代、だけどGB版はさすがに不便なところも多いので、GBAのリメイクを遊ばせてみた。

その結果、長男の会話のほぼすべてがポケモンになってしまった。恐ろしいコンテンツパワーである。

ただ、子供が(子供じゃなくても?)RPGを遊ぶ際のあるあるだと思うのだけど、会話をあまりちゃんと読んでいない。とはいえポケモンは会話はそこまで重要ではなく、真剣に読まなくても支障はない。

むしろ、すごく簡単なダンジョンのトラップを解けなかったり、ジムリーダーや四天王に勝てず、詰まってしまうことが多かった。まあRPGで詰まるのは自然なことだと思うけど、もう少し頭使えよ、と思ってしまう。

あと、所持金をあまり意識しないで遊んでしまう。現実世界でも金銭感覚に乏しいからか、アイテム購買のバランスが悪く、どくけしを50個くらい買っていたりする。ポケモンは、敵と戦っていれば自動的に所持金が増えていくわけではないので、終盤に詰まってしまう。まあバトルサーチャーを使ってポケモントレーナーと戦えばいいんだけど。

そんなこんなで、一応クリアはした。ゲーム内の記録によると60時間。

『CHUCHEL』

長男のギャグセンスがよくわからず、すごくしょうもないギャグで笑い続けていたりする。子供はそういうものかもしれないけど、その長男のセンスにぴったりはまったのが『CHUCHEL』。

ゲーム内容は非言語なポイントクリックゲームだけど、魅力はとにかくキャラクターのスラップスティックなアニメーション。子どもにも受けそうな下品な効果音もあり、げらげら笑っている。

デベロッパーのAmanita Designは『Machinarium』が有名で、これも同じように非言語だけど、それに比べたらはるかに簡単。幼児でもある程度進めることができる。

ただし、ゲームを知らないとわからないパロディネタがあったり(パックマンやスペースインベーダーなど)、結構根気のいる試行錯誤も必要。正しい薬を投与するシーンは、自分でも正しい解き方がよくわかっていない。

『Think!Think!』

iPadの知育アプリ。課金はしていないけど、結構よくやっている。これは、課金をしなければ1日3分くらいしか遊べないが、課金をしても1日10分くらいしか遊べないという大きな制約があるので、親にとっては安心。しかし1日たった10分のために課金?するか?と思ってしまう。

質は高い。説明なしに遊べてとてもよくできている。だけど、5年後10年後にこのソフトが良い思い出になるのだろうか?と考えると、まだポケモンの方がいいんじゃないかなあと考えてしまった。

まあ知育アプリ全般に対して、どうしても疑いの目を持ってしまうというのも大きいけど……。

『トドさんすう』

これもまたiPadの知育アプリ。やはり課金はしていない。

長男は算数が好きだから、時々やっているのだけれど、無課金であることの制約がよくわからない。大人でもよくわかっていないのだから、長男はさらによくわかっていないことだろう。ただ、なんだかすごく簡単な問題ばかり出てきているので、きっとそのあたりに秘密があると思うw

『Hidden Folks』

『ウォーリーを探せ』みたいなやつ。Steamとかにもあるけど、iPad版が一番良いと思う。

本と違って、アニメーションがあるけど、モノクロだから、結構地味。それよりも長男にウケているのは、タップしたときに鳴る効果音。全部人の声で効果音が作られているのだけれど、それが面白いらしい。『CHUCHEL』もそうだけど、幼児に笑ってもらうには、とりあえず変な効果音流しておけばいいのか?

なお、ゲームとしては大変難しく、大人でもヒントを読まずに探すのは大変。というか、読んでも難しい。そしてそのヒントは漢字入りだし、仮にポケモンのように全部ひらがなだったとしても、書かれている内容が幼児には難しい。

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「かんたんモード」みたいなのがあればいいのになあ。

『Monument Valley 2』

これまたiPadで遊ばせた。1は買ってない。

結構ハイコンテクストなギミックのゲームだと考えていたので、ゲーム自体に慣れていない長男には厳しいかなと思っていたのだけれど、意外にほとんどヒントを与えなくてもクリアできてしまった。

自分のイメージでは、(過去クリアしていたのにも関わらず)FEZやペーパーマリオとあんまり区別ついていなかったけど、実はぜんぜん違うものなんだな……。

いずれにせよ、短いし、良い。子供に変なギャグセンスを身に付けてもらいたくない親は、これを遊ばせればいいのでは?

『SimCity BuildIt』

コンストラクションなゲームを遊ばせてみたらどうだろうかと思って、SimCityを探したら、かつてiPad用に存在していた『SimCity Deluxe』は消え失せていた。SimCity3000をベースにした、結構遊びやすいものだったのだけれど。

その代わりに登場したのがこれ。SimCityだと思ったら完全にソシャゲになっていた。

ソシャゲ的なゲームメカニクス(時間の経過が重要、広告を見ることでインセンティブがある、など)により、旧来のSimCityよりも簡単になっている部分もある。ただ、長男に自由に遊ばせていたところ、無駄な公共事業によってリソースがかなり限られてしまった。結果、時間が経過したらアイテムを回収するだけのクソゲーになったので終了

『Ticket to Ride: First Journey』

自分は、アナログゲームのルールを覚えてもらう手段として、ビデオゲームを活用している。それを子供にも適用してみた。

これは『Ticket to Ride』のルールを簡略化したバージョンのビデオゲーム版。前に無料で配ってた。

ただし、アナログゲームの『Ticket to Ride: First Journey』の日本語版は存在しておらず、日本国内で購入する手段も限られている。そのため、これでルールを覚えたとしても、結局は通常の『Ticket to Ride』を遊ぶことになるのだけど、長男はここからスムーズに『Ticket to Ride』を覚えることができたので、入門としては良いと思う。

『ポケモンダッシュ』

ブックオフ100円で売ってるDSソフト。

しかしこれは……定価で買った子供は可哀想だなあ。

5歳にとっては画面の中のピカチュウがインタラクティブに動いていればなんでも楽しいものだと思うけど、大人にとって面白くないものはあんまり遊べたせたくないので……。そんなふうに頭が固いと、将来、まったく理解できないエンタメが登場した時に、禁止条例を作ったりするんだろうか。

まあ、子供も特にこのゲームが遊びたいと思っているわけでもなさそうなので、いいか。

『ポケットモンスター ブラック』

今DSで遊んでいる。今ならソード/シールドを遊ばせるべきなんだけど、ケチケチした親なもので……。

とりあえず、普通に楽しく遊んでいる。

初代に出てきたポケモンはエンディングまで登場しないらしい。御三家はそこそこ今でも見かけるものの、それ以外のポケモンはほとんど見かけないから(たぶん)、保育園でポケモンの話をするときに、ぜんぜん話が合わないんじゃないかという危惧はある。

相変わらずダンジョンのギミックに苦戦している。レベルを上げる根気はあるが、ダンジョンのギミックを試行錯誤する根気はないらしい。すぐに親に「できない」と助けを求めるのではなく、しばらく自分で考えてもらうにはどうしたらいいんだろう?


なお、ここ数年、世の中の親が子供に遊ばせたいビデオゲームのNo.1は『マインクラフト』だと思う。長男にも少し触らせてみてはいるんだけど、かなり親が教えなきゃいけない要素が多くて辛そう。特に、アイテムづくり。ゲーム実況とか見ていれば、自然に覚えられるんだろうか。でもゲーム実況あんまり見せたくないんだよなあ。

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