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メタファーとメタ認知の間


メタファー:
上位概念の
象徴的なあれやこれやに
比喩的存在を託すこと。

メタ認知:
視点を他者、
もしくはもっと広い時空間に広げて
己の言動や
自分を取り巻く状況や
環境を捉えること。

メタファーとメタ認知の間

他者の視点、という
丁度いい塩梅にピントが合わず
僕らは千年万年悠久の単位で
象徴的な神話の世界を生きてる
淡々と。

君と過ごした
たった十年
たった1パーセントの時間が
思い出が
僕の今を支えている
人の心に歩み寄りたいと
方向づけている。

他者に寄り添うことの
もどかしさ 温かさ 愛おしさを
示してくれた君は
“たしかに僕の中で生きてる”
君の残してくれた
道標を頼りに
君の微笑みを
勇気に

君が認めてくれた
何の役にも立たない
お花畑を出す魔法を
お守りに

僕は旅を続け
つかみどころのない
他者の心というもの
メタ認知の落とし所を
人の世に探す

19AUG2024

🐦後記🐦

❁ 『葬送のフリーレン』、ご存知ですか?
 エルフであり何千年も生きるフリーレンが、勇者たちと魔王を倒した後のお話し。その長寿や淡々とした性格から魔法に長じているけれど、その感覚の違いもあってか、表情に乏しかったり他者と感情を分かち合ったりすることに疎い。勇者が亡き後、それをきっかけに、人の心を理解しようと、次の世代と一緒にまた旅を始める。

 ここまで書いててまた実感するのだけれど、フリーレンは、まるで自閉スペクトラムの人のよう。

 それに寄り添って、彼女が後々、旅の軌跡と共に心を掘り起こせるように、絶対的な安全基地として居てくれたのが、勇者であるヒンメル様なのですが、

 どうにも私はそこに、時代の空気のようなものを感じずにはいられず、

 そして自他ともに認めるイケメンのヒンメル様を、待ち受けにしてしまったりするのです。


❁ メタファーは得意でも、メタ認知はてんで駄目。規模が時間軸、空間軸を一挙に振り切ってしまい、目の前の人に思い至らないことも多々、ごめんなさい。それで至らなかったり、もどかしかったりした思いは数知れず。

❁ 昨日、とてもいい感じの、原爆の像のような入道雲の夕暮れに助手席に座っていた次女(10)が、

「ねぇ、まっすぐなものなんてないんじゃないのかなー。
 だって地球は丸いんだし」

とこぼしてくれた。

スケールは黒板の直線に収まらないでいいんだなぁ、と再実感。

今日から仕事。
黒板を使いながら、黒板の向こうへ。




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