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Shupines定期公演〜しゅぴねすぱれーど〜 紅白しゅぴ合戦編!

金曜に打ったワクチンの副反応が抜けたような抜けないような、煮え切らない状態で迎えた月曜。
忙しいような忙しくないような「どうにかなるだろう」感は当てが外れ、結局煮え切らない残業をしてから押上へ。
20時15分開演。 へとへとでもなんとか辿り着けるのは有難い。

今回は藤乃/葵葉が紅組、成瀬/星乃/矢野が白組で「紅白しゅぴ合戦」と言う企画。

成瀬陽菜 ゆる巻き
矢野桜子 ストレート(右側頭部に三つ編み)
星乃綾夏 ミディアムボブ(内巻き)
藤乃さや ハーフツイン
葵葉ほのか 聖徳太子の横の人

藤乃と葵葉は揃いの赤いリボン、成瀬と星乃と矢野はワンポイントで白のヘアアクセ。 それぞれに紅組白組感を演出。

星乃綾夏の「ミディアムボブ(内巻き)」に汚れ切った心が浄化される。
これは重要無形文化財として保護すべき。
アイドル人間国宝。

セットリスト

Overture
1.カラフルチェリー
MC
紅白しゅぴ合戦
「たたいて・かぶって・ジャンケンポン」
「旗揚げ」
「究極の一人」
2.ロボキッス(藤乃・葵葉)
3.ハート型ウイルス(成瀬・星乃・矢野)
4.テトテ
5.シュピネ♡コンフィチュール
6.泣き虫おもちゃ箱

一曲目まではいつものライブ。

自己紹介を挟んで紅白しゅぴ合戦(ゲーム大会的な)

「たたいて・かぶって・ジャンケンポン」は成瀬 vs 葵葉。
とてつもなくジャンケンの弱い成瀬が、長いアイコの末に3回負けて3回叩かれる一方的な展開。
普段はのんびりしている(ように見える)葵葉ほのかが、何時になく俊敏にピコピコハンマーを手に取り、動揺した成瀬はヘルメットが手に付かない。
勝者葵葉は叩かずに「叩けますよ」と寸止めにするやさしさ。

「旗揚げ」は矢野 vs 藤乃
号令は星乃綾夏。
白が下がった状態での「白下げない」に対して分かれる反応。
上げる矢野に対し、動かない藤乃。
下がった状態での「下げない」は「上げる」であると言う謎の解釈で矢野の勝利。
中東の笛である。

「究極の一人」はチーム戦。
客席で手を挙げる人が一人になる設問を考える。
紅組「白組勝利に投票した人」、白組「今日、おやすみの人」。
お休みの人が本当に一人居て、白組の勝利。

成瀬による「「究極の一人」の配点は100点だった」と言う後付けルールにより、1対101で紅組大勝利。

Shupines のこうしたバラエティー的なあれこれ。
悪目立ちしようとせず、それぞれに牧歌的な振る舞いなのが心地よい。

ロボキッス(藤乃・葵葉)
葵葉ほのかの前腕の内側にびっしりと歌詞。
クリストファー・ノーランの「メメント」のよう。
ちらちら見ても結局飛んでしまうのが微笑ましい。

3.ハート型ウイルス(成瀬・星乃・矢野)
ソツの無い3人がソツ無く。
「良い所を伸ばす」と言うのは、簡単なようで実に難しい。
その難しい事をさりげなくやってのけている。

後半も自前の曲でいつものように。

Shupines のライブでは、メモも採らず、手拍子も忘れて「ボー」っと立ち尽くしてしまう事が良くある。
しみじみと、アイドルと言うものの心地良さに浸る。
甘く切なく、仄かに苦い。

苦味は人生に含まれる悔恨から自家生成されたものであり、仄かに感じるだけで済むのは甘さと言う救いで希釈されるから。

さて、明日からもまた、働こう。

(2022.11.21 記)

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