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CLAIRE写真展 「幕のあいだ」

自転車で大川端を流した後、帰りに押上アウラ舎へ。

歌舞伎役者の付人だった人が、歌舞伎を支える裏方の人たちを撮ったもの。
上段にポートレート、下段に仕事風景。 セットで展示。

ポートレートはスクエアフォーマット。
ハッセルブラッドで撮ったとの事。
ウエストレベルで一寸下から撮っており、凝視されていないのと、見知った間柄なのとで柔らかい表情。

仕事ぶりは長方形。
ニコンFM-2で撮ったとのこと。
職人さんは双方の了解があればどうとでも撮って良いので、グイと迫って。
人と人とを取り持つ裏方さんは、場を壊さずにその場で迫れるギリギリの間合いを計って。
緊張と緩和、緩和と緊張。

浅めだが、整ったプリント。
スタート地点としては、これで良いのだと思う。

一旦、纏めて人に見せてみる。
一連の作業の中で、自分のやりたいことも見えてくるし、見た人の感想、「受け取られ方」に触れることで、どう見えているかも知ることが出来る。

他者の視点は、受け入れても良いし、無視しても良い。
これを踏まえてどんな写真を見せてくれるのか、次が楽しみ。

アウラ舎、暫く喫茶営業はお休み。 暗室の時間貸しは続くとの事。

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(2021.05.09 記)

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