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CD売らないアイドル「notall」発表イベント(2020.01.09)

再びCDを売るとは思えないし、なにかしら碌でもない(※良い意味で)企画を始めるのは間違いないので、仕事帰りに秋葉原へ。

18:30過ぎにはなし崩し的に待機列が出来始めていたが、19:00の開場まで整理などは無し。
揉めなかったのは不幸中の幸い。

開場時間が迫り、何時ものスタッフではない人々が開場に出入りし始めて、何かしら「アイドルとは関係ない企業」を籠絡したことがわかる。

19:00になって開場。 「前から詰めて座るように」とお願い。
並べられた椅子席は埋まり、両脇の通路部分にも立ち見が出る盛況。

プロデューサーY本氏より諸注意

・撮影可
・ライブ無し
・ライブ無しなのでコールなどの禁止事項も無し

何時もの出囃子に乗ってメンバー入場。
「ライブ無しなのでコールなどの禁止事項も無し」が伏線になっており、田崎礼奈が客を煽ってコールを要求。 筋書きの無い茶番。
実に「らしい」進行。

舞台出演明けの片瀬成美と、インフルエンザ罹患による隔離休養明けの佐藤遥は少々ヤツレタな気がしないでもないが、そもそもが ennui な片瀬は通常営業と言えば通常営業。
音井結衣は学業の為、お休み。

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発表の内容はと言えば
「書籍「NOT ALL」(ノットオール)創刊」
各界の「作り手」のインタビュー(インタビューなどはメンバーも担当。)などで構成。
勿論 notall に関する記事も掲載。

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誌面にも登場する、鈴木まなか(わーすたなどの楽曲を制作)による新曲のミュージックカードが付いて1500円。

版元は2001年創立のカンゼンと言う出版社。
会社概要には
「株式会社カンゼンは、今までの出版社のかたちにとらわれず、新しい商品創りと、新しい販売戦略を心がけ、個性ある出版社としての成長をめざします。常に時流に敏感に反応し、“ブーム”を意識した出版物の発行を実行します。」
とある。
神田明神の男坂の途中にあるようだ。

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新世代ヒロイン」として取り上げている熊澤風花(Task have Fun)について、暑くねっとりと語りだして止まらない片瀬成美。

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「腹話術」「手品」と称して管理職のやるオチの無い宴会芸的なものを披露する田崎

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「絵の人です、『ちゃんとした方』の」と、アウトサイダーアートの巨匠、片瀬成美をチラチラ見ながら言い放つ広山

etc... 喋りだけでも間が持つ。

何を言い出すか分からないと言うより、確実にとんでもないことを口走る四次元的な田崎礼奈。
「文句があるならベルサイユへいらっしゃい」的な浮世離れ感のある片瀬成美。
兎に角自分を褒めまくる自画自賛芸の広山楓。
冷静沈着だがグイグイ押してくる有村莉彩。

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多士済々と言うか曲者揃いと言うか百家争鳴と言うか百花斉放と言うか、造反有理的に暴れるメンバーを押さえつけるどころか、寧ろ煽ることで制御する佐藤遥の猛獣遣い芸に唸る。

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売れない売れないと言われる中、敢えて書籍を出すのは冒険かもしれないが、消費期限が無いのが味噌。
飴とかグミとかを売ろうとして消費期限の迫った大量の不良在庫を抱える羽目になった昨年の大躍進政策的なアレコレの反省に立っての改革開放路線なのかもしれない。

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何よりのメリットは、書籍でありつつミュージックカードも付いているので、書店でもレコード屋でもリリースイベントが打てること。
2月から全国ツアーで北から南まで。

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最後は5人で深々と頭を下げて終了。
お詫び会見的な絵を撮りそびれたのは痛恨事だったが、notallらしい、笑いの絶えない会見イベントだった。

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(2020.01.14 記)

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