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PASHA STYLE 認定作品展 vol.2

渋谷ギャラリールデコへ。ポートレート専門の投稿サイト主催の写真展。
5階6階で開催で、受付は5階と案内にありつつ、6階にも受付がある。

とりあへず案内通り5階から見たが、何処かで見たような作風のものばかりで、新鮮味も目を惹くものも無い。
6階に上がっても印象は変わらず。

撮った写真が下絵にもなっていない、原型を留めないくらいに改竄された左官仕事の「レタッチ」と称する鏝絵を施された写真的な何かが流行っていることは分かった。

場内の動線は或る程度考えられているが、出品者が「自作を語る会」として捉えており、親睦会と言うか互助会と言うか、そう言うものになってしまっているので、動線が動線として機能していない。

見やすい見づらい以前に、写真の前に立ち塞がっている出品者すら散見され、そうなるともう見る気にもならない。

自作を語るには、先ず見て貰わなければどうにもならない筈なのだけれど、自己顕示が先に有って写真はどこかに行ってしまっている。

Takehiko Hirabayashiの淡い色合いには、唯一心惹かれたが、ここでも親睦会が開かれており、じっくり見られる状況ではなかった。

主催者の了見が腐っていると、出品者も朱に染まって了見が腐っていく典型例。

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(2020.02.09 記)

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