かけがえのない旅

すごく丁寧な日誌だった。

丈くんの思考回路が手にとってわかるような日誌だった。丈くんの記憶と、景色と、行動と思考。

 わかる、エモって前日の夜から始まってるよね。アイロンかけたってことも、きっと非日常で、そしてアイロンしてるのは球団からもらったユニフォーム。嬉しいね。

 球場で初心LOVEが流れて、拍手を聞いて、驚いて喜んでちょっと嬉し泣きみたいな顔をしていた丈くん。拍手の一部になれてよかったよ。あの一瞬で京セラドームのオーデや、関ジュ京セラにまで想いを馳せて、それであの表情だったんだね。「京セラが青のペンライト一色」の体言止め、この部分、全然丈くんがどう思ったとかは書いてなくてただただ、場面が並べられてるだけなんだけど、すごくぐっとくる。「キセキではなく、現実」本当にそうだと思う。もちろんキセキではあるんだけど、ずっとずっと書いてきたように地続きの奇跡だったんだよ…。一個一個丈くんが踏みしめた道で、掴み取ってきた成果なんだよ。

 エモ記憶を繋げて物語にしていって、そこから意味を感じる思考回路が好きです。全文、わかるなんだよな。

「そしてそして、一緒にこの夢を歩んでその景色を見届けてくれたなにふぁむ ありがとうございました!」

 嬉しかった。一緒に夢を歩んできたって認めてくれてありがとう。本当に一緒に歩んできたんだよ、同じ夢見て。本当にずっと。人に先を越されて悔しかった日も、怒った日も、ずっと一緒に歩んでいたんだね。一緒だった、って思っていいんだ。

 この夢を歩む、って表現好きだし、歩ませてくれたのは丈くんだよ。夢を共有してくれてありがとう。

 球場、広かった。初心LOVEとめちゃくちゃ丁寧な映像。ルーティンをしてるところに笑って、球審となんかお話してるな、と思った。数年間願い続けた始球式は、終わってみるとたった数秒だったけど、ずっとずっと願い続けたこと、そしてその夢が叶う日にあの場所にいれたこと。拍手を届けられたこと、私の誇りです。

 まだ丈くんに感謝されると笑っちゃうようなオタクだけど、「なにふぁむ」に自分が定義されるか不安になっちゃうようなオタクだけど、でも確かに私は「一緒にこの夢を歩んでその景色を見届けてくれたなにふぁむ」になれた。

もう長いこと 同じ歩幅で 踏みしめてきた 僕らの軌跡
(中略)
出会った頃の僕らに向かって 何か言えることがあるとしたら
「大丈夫だよ 信じてゆけよ かけがえのない旅になるから」

なんの嘘もない言葉ほど喉元につっかえて
せりあがる愛が苦しいよな
でも届けたい もう一度 聞いてくれるか

なんか照れくさい言葉ほどまっすぐにこの想い
伝えてくれるから厄介だな
いつか言えなくなる前に受け取ってくれるか
ありがとう 君がいて良かった

これからも ずっとよろしくね
(ジャニーズWEST/涙腺 より)

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