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ありのままで

「子どもは親の言うことなんて聞きません。でも、親のすることは真似します」

先日、長女の中学校入学式で校長先生がそのような祝辞を述べていました。なるほど、そうだなぁと思いました。

親が何を言うかより、親の普段の立ち居振る舞いが子どもたちには伝わっています。

子どもへのしつけで「人に何かされたら『ありがとう』と言いなさい」と言うより、親が普段から周りの人に感謝の言葉を口にしていれば、子どもは自然と「ありがとう」と言うようになる気がします。

子どもたちは休校がつづいて外に出ることもできず、退屈しきっています。暇つぶしでゲームやYouTube三昧の日々かもしれません。

そんな様子をみると、親としては「ゲームばかりしないで勉強しなさい!」と言いたくなるのですが、親がテレビやスマホを見てばかりいるようなら説得力がありません。

子どもに勉強してもらいたいと願うなら、親の方こそ学んでいる姿を見せることが最も効果的でしょう。漢字検定や英検などの目標を立て、親子でチャレンジするのもよさそうです。

資格取得を狙って、ユーキャン Do it !(・・業者の回し者ではありません)

楽しく働いている親の姿を子どもに見せる

花まる学習会の高濱正伸さんは、「わが子を『メシが食える大人』に育てる」ことが子育ての最終目的と書いています。親の在宅勤務はまさに、メシを食わしている大人の姿を子どもたちに見せつけるチャンス!

在宅勤務で調べ物をしている親の真似をして、子どもは自分も調べ物をしたくなるでしょう。

親がオンライン会議をしている様子をみた子どもはコミュニケーション欲求が高まり、WEBを使いこなしたいと望むにちがいありません。

在宅勤務であっても、仕事するときは普段の職場と同じように振る舞えばよいと思います。

職場の上司や同僚と話すときには声色が変わるのを聞いて、子どもは社交性というものを学びます。

仕事でヘマしたならば「人生に失敗はつきものであり、リカバリーすることはできる」ということを、わが子に教えられる絶好の材料となります。(・・マスク配布の失敗もリカバリーしてくれないかな)

部下を電話する場面を聞かせられたら最高。部下をガチで詰める声を耳にした子どもは、ヤベっ!と感じて二度と叱られることをしなくなるかもしれません。

頭をかきむしりながら仕事に向き合うものありです。仕事への真摯な姿勢をみせつけることで、子どもは日々の暮らしが簡単に成り立ってはいないことを理解します。

そうやって、親が働いてくれることの有り難みを子どもたちは感じとり、親への感謝の念がわくというものです。

でも、できるなら親が楽しそうに働いている姿をみせたい。親が楽しく働いている姿と日々接することで、子どもは「わたしも大人になったらパパやママのように楽しく働きたい!」と思ってくれるからです。

ともあれ、下手にカッコつけなくていいと思います。いつものように、自然体でいきましょう。

ママはありのままで。
パパの場合は、ありのパパで。
Let it Go ! 

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