サヨナラ

今日このタイミングでの雨(東京)には、余計なことをあれこれ考えずにはいられない。

普段は「天皇って何のために存在するの??」などと生意気なことを考えていたりするのだが、いざその瞬間を迎えるとなると、少し、落ち着かない。

* * *

「平成」が終わる。

「人は生まれた時からあるものが無くなることを想像できない」
というのは私の中にある1つの概念だが、

30年以上存在した「平成」は、あと数時間後に役目を終える。

これほど明確に、確定的に喪失するものも珍しい。

システムを考える上では元号などというものは扱いづらく、
西暦の使い勝手がやはりいいのだが、

この改元という一大イベントは、政治上の手続きだけにはとどまらない
パワーがある。それは心で感じるものだ。

* * *

平成は私にとって、いい時代では無かった。

思春期を迎えたこの時代は楽しいことよりも悩むことの方が圧倒的に多く、後悔と挫折の時代だった。

非常に勝手な考えだが、このタイミングで改元を迎えることは私にとって、
運命的ともいえる出来事だ。

過去の後悔や挫折を本当の意味で乗り越えられたのは、今年の就職活動であったし、それからは毎日が本当に充実し、やりたいことができている。

noteの投稿を始めたのも、そんな心境の変化が関係している。

* * *

令和時代をどう生きていくか。

それについては明日のnoteにでも記そうと思うが、

今日はただ、ひっそりと、ひとりでに、この雨の中に終わりを
感じながら、「平成」に別れを告げたい。

                              おしまい


過去の自分に向けて書いています。同じ悩みを抱えた人が私のnoteで救われたのなら、これ以上の喜びはありません。