「不登校」って悪い事なの?

はじめまして、ココロノ人です。

私は、小学1・3年生と中学1〜3年生の夏休みまで不登校でした。

そんな私は、ずっと思っている事があります。


「不登校って悪い事なの?」

学校を休む。行きたくない。ツラい。くるしい。

学校に行かないこと=悪いこと

誰が決めたんでしょうか?

この=(イコール)がどれだけの子どもたちを苦しめたのか。

不登校の子たち。よく頑張ったね。
どこからか、このnoteを見つけてくれてありがとう。
このnoteを読んでくれてありがとう。
でも、このnoteには正解が存在しないんだよ。

もしかしたら、答えを求めて見てくれたかもしれない。
何か、自分の為になるんじゃないか。と...

先に謝るね。ごめんなさい。お兄さんには正解を教えてあげられないんだ。

でも、少しでも光を与えてあげたいと思っているよ。


なんで不登校になったのか。

一言でまとめてしまうと、「環境」と「人間関係」です。
詳細は、別のnoteに今後書いていきたいと思いますが、
この2つが主な要因だと思います。

でも、断言出来ません。「だと、思う」としか言えません。

私も、不登校の期間中は、「なぜ、学校に行けないのか?」
スゴく悩んでいました。自分でも「行けない」理由がわかりませんでした。

でも、自分が不登校の期間に、苦しめられる理由は明確に分かります。

それは、


不登校は悪いこと。 だから。

不登校の子たちは、怖さに怯えています。
少なくても、私はその一人だと証明できます。

社会は、不登校を悪としか扱いません。

なぜでしょう。

よくネット上で見かけるのは、「親の責任」です。
なかには、ご家族の上の事柄で、不登校の子どもたちも居ると思います。

「親の責任」と言われることには、中身に他の言葉が隠れています。
2つの言葉が関係します。

・義務教育
・学校教育法

義務教育は、小学校から中学校まで学ばせる義務が国民にあるということですね。

そこは、いいです。ただ、学校教育法 第22条が問題なのです。


学校教育法 第22条

学校教育法
第22条
保護者(子女に対して親権を行う者、親権を行う者のないときは、未成年後見人をいう。以下同じ。)は、子女の満六歳に達した日の翌日以後における最初の学年の初めから、満十二歳に達した日の属する学年の終わりまで、これを小学校又は盲学校、聾学校若しくは養護学校の小学部に就学させる義務を負う。ただし、子女が、満十二歳に達した日の属する学年の終わりまでに小学校又は盲学校、聾学校若しくは養護学校の小学部の課程を修了しないときは、満十五歳に達した日の属する学年の終わり(それまでの間において当該課程を修了したときは、その修了した日の属する学年の終わり)までとする。
文部科学省HPより
引用元:https://www.mext.go.jp/b_menu/kihon/about/004/a004_04.htm

要約すると、
「保護者は、義務教育に就学させる義務がある」という事ですね。

だから、不登校は「親の責任」と言われるのです。

「学校に無理矢理でも行かせない親が悪い」

悲しいですよね。私もそう言われる立場ですから。
ネット上では心無い発言でよく見かけます。
私自身は、実際に面と向かって言われた事はありません。
でも、中学の不登校の期間、
社会の目は、ずっとそのように見て思われていると思っていました。


不登校のイメージ

よく思われている印象。一番多い?かなと思われるのが、

「ズル休み」

でも、本当の不登校の子供は違います。
私の一例でしかないですが、ご紹介します。

1.一般的な「ズル休み」のイメージ

起床
〇〇くん「うわーダリー」
〇〇くん「学校行きたくねーダルいワー」
〇〇くん「家でゲームやりたいし、休んじゃお」

2.私の不登校生活

起床
ココロノ人「熱出てて欲しい。」
ココロノ人「お腹痛い」
ココロノ人「何を理由にすれば休ませてくれるかな?」
ココロノ人「布団でずっと起きない様にしようかな」
ココロノ人「起きないからって心配してくれないかな」
ココロノ人「体調悪いと思ってくれないかな」
ココロノ人「朝ごはん食べない様にしようかな」
ココロノ人「ベットから出たら行かないといけなくなるな」

といった感じです。ちなみに毎日です

でも、人によっては「休むことを正当化する為に嘘をついているだけ」に見えるかもしれません。

そういう方が沢山いらっしゃるのが現実です。でも、このココロノ人も現実です。

私は、これが社会が、不登校を悪としか扱わない理由だと思います。

でも、不登校の子たちは頑張ったんです。
いえ、頑張っているんです。

親に心配を掛けたくない。迷惑を掛けたくない。
だから、学校のことは「楽しかった」で済ませる。

本当は、大変だった事。苦しかった事。あるんです。
自分の中にしまい込めば、伝わらないから独りで耐える。

「結果的に不登校で親に迷惑かけてるじゃん」

心無いんですか?不登校の子どもたちは、こんなに頑張っても叩かれる対象なんですか?

先程の2.私の不登校生活を再度、ご覧下さい。

ずっと一人で戦っていますよね。
どうすれば、
親に心配をかけず、体調不良で休めるか。

なぜ、学校で頑張っているのに、
なぜ、学校に行きたくないだけで、

ここまで、ツラい思いをしなければならないのか。


たとえ話

不登校になる前の子ども。
親の前ではいつも通り、元気な姿です。

ココロはどうでしょうか?

画像1

このコップはココロのコップです。
でも、もう溢れそう...。
誰にも助けを求めずに、一人で解決しようとしています。
でも、親の前では、いつも通り。

あ...溢れちゃったか...

この時点で不登校が開始します。
溢れたコップには次々と、
「親に心配をかけず、体調不良で休めるか」
「どうやったら、大人達に納得してもらえるか」
などなど、色々と注がれていきます。

まだ、注がれます。
休んでも、家でゲームばっかじゃズル休み。
だから、ベットで寝ていよう。仮にも体調不良。
心は本当に体調不良なのに...。

まだまだ注がれます。
土日を迎えます。外で遊びたい。
けれど、友達に会って「なんで休んだの?」って聞かれるかもしれない。
「ズル休みしたな」と言われるかもしれない。
誰一人として、守ってくれる人はいない。

まだまだまだ注がれていきます。
学校からの電話です。
担任の先生からの電話。
「学校に行かなかったことを責められるのではないか」
「無理矢理でも行かせようとするのではないか」
電話が鳴るだけで、自分が責められる準備をします。

まだまだまだまだ注がれます。
家族・親戚から、「どうして、学校に行かない」と言われる。
「将来はどうする」と言われる。
学校に行けないことに一番焦っているのは、自分なのに。


不登校って、なるのはカンタンです。

でも、また学校に行くのはもの凄く大変です。


これってなんで、でしょう。

答えは一つじゃないですか?


「不登校」って悪い事なの?


多くの苦しく、辛い思いをしている不登校の子どもたち。
「君はひとりじゃないよ。」
同じ思いを持つ子も、持っていた子も、私も
居るよ。
「助けてー」って言えないんだよね。
大丈夫だよ。
周りの誰にも気づかれない君のSOSサイン
私は気づいているよ。