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18年間で仕事のツールはどう変わったか

社会に出て働きはじめて丸18年が過ぎました。

2005年〜2023年。ただ文字にしてみるとそんなに劇的に時代が進んだ感じもしないのですが、仕事のやり方、なにより仕事のツールはだいぶ変化しました。

一旦整理するという意味も含めて、18年で大きく変わったことを振り返ってみようと思います。

【※大前提として】
僕の仕事はピアノの調律師で、主に一般家庭に訪問してピアノを直すと言うことをしています。

紙の地図からGoogleマップへ

2005年。仕事をはじめた頃は外回りの車には広域の地図と、都内の詳細地図を積んでいました。もちろんカーナビは普及していましたがピンポイントで住所が出ないことも多く、そもそも車を降りるとそこからは地図頼り。まだまだ紙の地図が手放せませんでした。

こういうの懐かしすぎます

電車の乗換案内はガラケーでも使えましたが、駅からのルートは事前に調べて地図をプリントアウトして持っていくのが当たり前。特にバスは調べるのが大変でした...

そういえば2007年頃、試しにガラケーの地図でお客さん宅に行ってみたのを覚えてます。「歩きでもカーナビが使えるじゃん!」とテンションが上がりましたが、午前の1件だけで携帯のバッテリー切れ。とても実用レベルでは無くてその一回でやめました。

それが変わったのは2009年にiphoneを購入したことでした。
仕事の打ち合わせで新宿に行ったときにふらっと寄ったヨドバシカメラで衝動買い。帰りの電車でGoogleマップで現在地を見ながら「おお〜動いてる」とかやってましたね。

メールでのやりとりが当たり前に

それまでは外回り中のメールは携帯メールに転送されたものを確認する程度。ノートパソコン+モバイルWi-Fiも考えましたが、そもそも当時はまだ基本的にお客さまとの連絡は電話が主流でしたしね。

当時のガラケーが残っていました。これはこれでかっこいい。

スマホでふつうにメールが使えるようになってからは一気に使い勝手が良くなり、さらに今はLINEでのご依頼も当たり前になっています。ちなみにお客さまとのいちばん古いLINEでのやりとりを遡ってみると2016年でした。そのころは年に数えるほどでしたが、今では半数くらいのお客さまがLINEに。あとはメールが半分、逆に電話をすることが数えるほどになりました。

いろいろなモノが電子化

スマホの次の変革は、やはりタブレットです。開業して10年ほど顧客カルテを紙で管理していましたが、顧客数1,000件を超えてくるとその管理だけでもかなりのスペースと労力を使うようになってきました。

それまでも何度かカルテや資料の電子化は試みていたのですが、データの大きさに対してデバイスの処理速度や容量、ネットワークの速度が追いつかないこと、さらに入力に手間がかることで断念していました。

それがデバイスの性能が向上し、さらに決め手になったApple Pencilの登場によりipadに手書きができるようになると一気に紙からの代用が進むことに。2019年に今までの紙のカルテをすべてスキャンし電子化。ペーパーレスでの運用がはじまりました。

スケジュール帳もGoogleカレンダーに完全に置き換わりました。これは別にスマホの時からできなくはなかったんですが、お客さまと目の前で日程調整するときにスマホにポチポチ入力するのがなんとなく格好がつかなくて...タブレットだと抵抗がないんです。

カタログ、電卓なども必要がなくなり、かなり荷物を減らすことができました。スケジュール帳だけは毎年新しいものを探すのが楽しみだったので、ちょっと寂しくもあります。

スケジュール帳の最後数年は、ほぼ日weeksを愛用していました

プリンターを使うことが激減

それ以外にもペーパーレス化は進んで、見積書や請求書など「PDFで大丈夫です!(むしろPDFの方がありがたい)」と言うケースが増えました。以前はPDFの知名度自体かなり低かった気がしますが、どこから浸透したんでしょう?

結構コストのかかっていたプリンターのインクも全然減らなくなりました。

現金での支払いがほとんど無くなった

電子マネーの普及が進み、現金を使うことがどんどん減っています。
特に2020年からApple Watchを使い始めたのは大きくて、ほとんどの場所で手元をかざすだけの支払い…と言うより店選びの基準が電子マネーが使えるところ、になってきています。

noteをはじめて最初の記事もApple Watchについてでした。

ちなみに妻は財布を持たずにひとりで映画を観に行った際に、駐車場だけは現金決済と言う罠にかかり帰れなくなったことがありました。それから少額の現金は忍ばせるようにしています。

服装はどんどんラフに

電子化による持ち物の減少とは逆に、アナログな工具類はやりたいことや作業性を考えるとどんどん増えています。増えた荷物と作業に対応するために、服装はスーツからワークシャツに、カバンはブリーフケースからリュックに変わりました。

作業するのにネクタイなんぞ締めてられないんです!笑

これから期待すること

ここまでお読み頂きありがとうございました。お気づきのことありますよね?

そう、変革のときにはいつもApple製品が。

ツールの進化はAppleが牽引してきたと言うことなのか、それとも僕がただApple信者なだけなのか…

Airpodsも、休憩や音の大きい作業をするときに必須です。

今後一番期待しているのは自動運転です。車の運転を自分でしなくて良くなれば相当な時間が確保できますし、作業前に運転で余計な精神力を使わなくて済むので仕事のクオリティアップも期待できます。

ちなみにこの記事のタイトルが思いつかなかったのでchatGPTに考えてもらいました。これが最適なようですが果たして?

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