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【実力がある=採用される】のは本当!?

今、自宅で人材紹介の仕事を少し行なっている。その中、前職の方をフィリピンの日系企業に紹介している中で、記事にしたいことが出たのでここに投稿したいと思った。

それは、実力がある=採用されるのか!?ということだ。
今回は、自身の経験を踏まえてこの件を考察していきたい。

▼目次
●前職の方に言われた内容
●私の所感
●組織で働くとは!?
●まとめ

前職の方に言われた内容

大前提として、紹介した某企業には既に2人が成約している。
結果から先に言ってしまうと、不採用だった。
その後、候補者(前職の方)に言われたことが、

「自分より実力がない2人が採用され、自分が採用されないのはおかしい


という内容だ。
確かに、Webマーケティングなどビジネススキルやマネジメント経験も豊富で優秀なのだ。実績も多数ある。


うーん・・・実力通りなら採用という流れだ。


私の所感

結論、【実力がある≠採用される】というのが私の考えになる。
理由は以下の通りだ。

・候補者より実力がある人、優秀な人は社内にもいるため
・企業は、組織で働くことがどういう事かを理解している人を採用するため


言葉選ばず申し上げると、その候補者の性格は若干高圧的な方だった。

ここからは私の仮説になるのだが、採用する側からすると、「候補者がいくら優秀でも、社内にはそれ以上に優秀な社員が複数人いる。」

「社内バランスが崩れ、組織間に亀裂が発生する可能性が高く、辞める社員がゴロゴロ発生する可能性がある」と判断して不採用という結果になったと考えている。


Linkdinカントリーマネージャーの村上さんもこんなことを言っていた。

採用する上で一番慎重に検討するのは、カルチャーフィットする人。
合わない人は、お互いが不幸なので採用しない。

これは、その企業の価値観や社風、組織の中で働けるかどうかと言うことと認識している。

つまり、実力があってもカルチャーフィットしない人と判断したら不採用になる。


まとめ

結論、【実力がある=採用される】は真っ平な嘘なのだ!
採用された2人に持っていて、今回不採用の候補者に持っていないもの、

●組織/チームで働くということを理解している


この言葉に尽きると思った。
確かに、採用された2人の実力は、候補者と比較して見切りする。
しかし2人には、

●組織/チームで働くことの意味を理解している(社会人経験も多少ある)
●その中で、将来どうなりたいかが企業とマッチした

この2つがあった。
採用後の2人の社内評価を担当者にお伺いしたところやはり高かった。


実力があるだけでは採用されない。
【実力×組織/チームで働くことの意味×将来のビジョン】がある人が採用されるのだと思った。


以上、隠遁T男の雑談記でした。

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