トキメキについて

初投稿です。
使い方がほとんど分かっておらず、メディリテに長けているという自覚もあまり無く、私が書いて大丈夫なのかと正直不安ですが、とにかくやってみたかったので書いてみます。
特定の誰かに向けて書いているわけではないけれど、文末表現は敬語で合ってるんかな?など多少の疑問はありますが、自分しか見ない日記とは違うと思うので、所々敬語を使いつつ、細かい形式は気にせず書きたいと思います。

そして、初投稿なのに長くなる気しかしません。でも今書きたいので書きます。

トキメキについて

このタイトルしたのは、上田紀行さんの著書『生きる意味』(岩波新書)を読み、私の中の価値観が良い意味で大きく変わったからです。

本に出会ったきっかけは、卒論の先行研究を分析をしている時でした。(ちなみに卒論は高校生の「対話」について研究しています。今後機会があればぜひ詳細を書けたらと思います。)

今の若者は「透明な存在」である

読み始めた矢先、個人的にとても興味がかき立てられる文章に出会いました。
大まかに説明すると、「透明な存在」とは誰にでも受け入れられる存在である、とのこと。
一見、いいじゃんそれと思いますが、同時に「代替可能な存在」「自分の存在を感じられない存在」であると書かれていました。
つまり、「かけがえのなさを失った存在」ということ。

(本当は以下にこの本の重要(と私が感じた)部分を抽出して、もっと端的に分かりやすくまとめたいのですが、自分の要約能力の至らなさと、この記事の目的が本の紹介ではないという点から今回は割愛させていただきます。)

私は小学3年生のときからつい最近までずっと、他の人から嫌われないように、極力相手の希望や意図に沿って、当たり障りなく過ごす。人間関係の衝突を恐れていわゆる八方美人を演じる。というような生き方をしてきました。

そのため、先述した「透明な存在」、これはまさに自分のことだと思いました。
個性を殺して、他者の願望に沿って生きるような存在。
いや、個性を殺すもなにも「自分」が無いので、初期設定から個性(自分らしさ)という選択項目がないようなものでした。

この「自分らしさ」がない故、大変苦労したのが就職活動です。
長所短所?軸?ビジョン?
自分ってなんだろ、どんな人なんだろ、周囲からどう思われてるんだろう。

その企業が求める人材に、自分を無理矢理ねじ込むような面接の連続でした。

少し脱線しました、話を戻します。
本の題名である『生きる意味』を取り戻すために、上田紀行さんが本書の中で訴えていたこと
それは、

「ワクワク」と「苦悩」の感性を研ぎ澄ますこと

他人の評価や願望を前提に生きるのではなく(これをやったら○○さんが喜んでくれる、という生き方ではなく)、自分の純粋なワクワクにフォーカスして生きること。です。

私が純粋にワクワクしたものを振り返ると、
すごく難しい折り紙、高校野球、海を見ること、姉ちゃんと遊ぶこと、家族と旅行すること、知らない街を歩くこと
などがありました。多いか少ないかは人によるかと思いますが、私としては少ないかなと…もっと自分のワクワクを見つけたい!と思っています。

一方、「苦悩」はそうしたワクワクを追求する中で、「ワクワク」と「現実」の葛藤した極限状態を表すそうです。
この「苦悩」から逃げずに向き合い、探究することで「内的成長」に繋がる。また、そこにはコミュニケーションが必須であるとのこと。
やはり人は人とのやりとりを通じて生き生かされているんだと実感します。

上田紀行さんはこんなことも言っています。

ワクワクしたいなら(ワクワクが分からないなら)ワクワクしている人のそばにいること

だから今、私は何かに夢中になっている人や、この人と会うとワクワクする!という人と積極的に関わることを意識しています。
また、その方々が自分と時間を共有してくれていることに感謝して、自分も何かワクワクを届けられたらと思っています。


ようやく、本記事の着地点が見えてきました。
長々とすみません…


タイトルは「トキメキについて」です。
ワクワクじゃないんかーいと思われた方、鋭いです。

私の大好きなアーティスト、yonawoさんの楽曲のタイトルに「トキメキ」というものがあります。
歌詞もメロディーも本当に素敵で、まさに、この曲に「トキメキ」を感じました。

上田紀行さんのおっしゃる「ワクワク」に、少しの個性、自分らしさ、いたやまらしさを添えて「トキメキ」と名付けました。

22歳になって間もないですが、今年は「トキメキ」を大切にする一年にしたいと思います。
そして、自分に時間と言葉を惜しみなく与えてくれる方々に感謝しながら過ごしたいです。

最後まで読んでくださった方へ溢れんばかりの感謝をお伝えしたいです。

今後はもっと自分の思考を端的に表せるように努めて参りますので、何卒ご容赦願います。



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