いいな、出かけたかったなー

土曜の真っ昼間から何言ってんだ?って感じですが。

両親は法事で出かける用事がある。
私も準備ができていれば出かけてもよかったのだ。
でも、もろもろ躊躇ってしまって。今のこの時間。

あー行きたかったなー!!!

支度してもうそろそろ出かけようという両親たちを見て思う。

行きたいと思った時点で、シャワーを浴び、泊まりの支度をし、さっと準備すればよかったのだ。

本日は晴天なり。
しかもそこそこの遠出となるので、移動経路で高速道路を使う。

子どもの頃から両親の実家への帰省に高速道路を使うのは当たり前のことだった。(いや、でも、はるか昔は父が高速料金代をケチったか、面倒くさがったかで、地べたでかなりの時間をかけて行った記憶がないでもない)
帰省に際しては、遠出ということ、混み合う時間帯は避けたいということから、昼間の出発となることはほとんどなくて。
早くても夕方、深夜帯への出発となることが多かった。

夜の高速道路の快適さを(後部座席であれ)知ってしまっている私は、真っ昼間の高速道路をあまり知らない。
昼間は景色がとてもすばらしいこと。
サービスエリアはショッピングモール、とまではいかないかもしれないが、昔よりも充実していること。

ほかにもきっとあるのかもしれないが、私が思いつくのなんてこのくらい。でも、私には魅力的でたまらないことなのだ。

夜移動の高速道路といえば、パーキングエリアでのトイレ休憩や、自動販売機での眠気覚ましのコーヒーの購入、そのくらいがせいぜいだったので。
それとたまの、夕飯休憩。なんとなく高速での夜ご飯は格別ですよね。イケナイことしてる気分。
とはいえ、高速道路を走らせているときのことを挙げるなら。
暮れ行く太陽、空の色合いが混じり合い、夜になれば明かりが灯る。高い道路から見下ろした景色はきらびやかであったり、ほんのりと灯る明かりであったり。
隣を走る車のテールランプが窓越しに見え、それが絵筆をなぞるようであったり。
夕方以降から深夜帯の高速道路って、私の中ではこんな感じなのだ。

だからこそ、まれに昼間にサービスエリアでおみやげ売り場が繁盛しているときに行き合わせると、「こんなに高速道路って人がいるんだなあ」と思う。
トイレが長蛇の列であることだとか。
わちゃわちゃと、あるいはざわざわとした施設の中に自分がいることに「あれ?」と思ってしまう。
まことに私にとっては不思議な気分だが、たぶん我が家の夜移動する習慣はきっと一般的でないのだろう。

とはいえ、深夜の高速道路のわくわく感は、それはそれで格別なのだが。

昼間の高速道路に乗るんなら、助手席もしくは後部座席で景色眺めてたかったー!!!!

運転免許はあれども、長らく助手席の人間なのでこんな気持ちになってしまう。

秋暮れた景色、色づくには少し早いだろうか。
本日はお日柄も良く。
青々とした空が広がっている。
びゅうびゅうと吹き付ける風、雲の流れは速く、天は高い。

私がこれを書いているうちに、支度を終えた両親。

車に乗った父と母を、気を付けて行ってらっしゃい、と見送った。


やっぱり行きたかったー!!!!!

行かないと決めた理由は、父・母・私の三人だからだ。前回の遠出も三人だけ、母がいることで私の気まずさMAX。
今回もまたあんなことがあったら、逃げ場がないという恐怖におびえたので断念してしまった。母こわい。
実に悲観的で、消極的理由である。
救いようがない。
だからこそ、ここで叫んでおく。

やっぱり行きたかったー!!!!! いいなー!!!!!

やるせない気持ちがあってやりきれないので、これ書いて、シャワーを浴びたら。

おさんぽにでも行こうか。


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