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沖島で人がつながる~民泊湖心kokoを訪ねました~

✓沖島

淡水湖に浮かぶ日本の島の中で唯一の有人島です。
この島は僕の住む滋賀県近江八幡市にあります。昔から慣れ親しんでいる場所にありながらなかなか行く機会がなかったのですが、この年齢になって沖島を訪問することになりました。とある人を訪ねに行ったのです。

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✓沖島にいる僕の先輩

この沖島で民泊を経営されている方がおられます。僕の中学校の先輩である塚本さんです。Facabookで「沖島民泊 湖心koko」の管理をされていたことは以前から知っていて気にはなっていたのですが、なかなか機会がなく…。けれども僕の気になる木はのびのびと成長して我慢できずDMをしたら快く会ってくださいました。感謝です。

以前はバックパッカーをされていたり、パン屋さんをされていたり、ゲストハウスで働いておられたりして、多方面に活躍されているということでした。そんな塚本さんが地元滋賀に帰って沖島で民泊を任されることに。自分の人生で「おもしろそう」と感じたことにどんどん取り組んでいかれる塚本さんに聞いたことを自分なりに咀嚼して書きまとめてみました。


✓沖島と実家の2拠点暮らし

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話をする中で僕の中に印象に残っているのが、「2拠点暮らし」というものでした。沖島と実家の2つを拠点に生活を営む。そうすると、人との輪がどんどん広がっていくというのです。今は2拠点ですが、今後は多地域に関わって、繋がりや関わりを増やしていきたいという話もありました。

教師として働く僕がこれからの生き方として、ヒントを得られたように思います。


✓沖島で暮らさないと見えないモノ

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沖島に限ったことではないでしょう。その土地で暮らさないと見えてこないモノはどんな場所でもあるかもしれません。でも、技術が発達し急速に進化を遂げ、便利になる世の中を暮らす僕たちではなかなか気づけないものを塚本さんは感じておられました。

○人とのつながり
島で暮らすようになって、人との繋がりや信用価値の恩恵(恩恵という言葉で表してよいかわかりませんが)を得られるようになったそうです。人と繋がって、島の祭りの準備や片付けをしたり、高齢化が進む中で手伝いをさせていただいたりすることが信用を生む。それが湖魚のつくだにになったり、お酒になったり。そこには、どこか「人間臭さ」が感じられて、僕たちが忘れているものがあるのだなと思いました。

○食への価値観
沖島の暮らしを支えているのは漁です。琵琶湖の恵みは滋賀県の食文化を支えてきました。もちろん僕たちも小さい頃から鮎、小エビ、シジミ、他にもたくさんの琵琶湖の恵みを頂いてきました。しかし、沖島で暮らすことでそういった食料の裏には漁師さんの多大な努力や苦労などがあるということを考えるようになったと塚本さんはおっしゃっておられました。

なるほどかな。

そこには、何でも手に入る世の中に生きる僕たちが普段は感じることのできない「食へのありがたさ」があるようでした。

まだまだたくさん伝えたいことはあるのですが、書ききれないので今回はこのへんで。


素敵な世界が広がっていて

また、沖島に行きたい

と素直に思えました。


沖島民泊 湖心koko


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