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黒ブタの異世界バトルロワイヤル

黒沢「俺の名前は黒沢徹 高校2年 クラスカーストは最下位でデブでオタクな見た目なためかクラスの奴らからは黒豚と呼ばれている。」

 よくある話底辺高校のためか自習が多く俺はDQNどもに的にされていた。中でもリーダー各の村岡は消しゴムをカッターで切って俺に投げつけてきやがる。それを見て笑う金魚の糞どもとブスの癖に調子に載ってるくそ女ども。まとめて殺してやりたいが俺には勇気も腕力もないので思うだけだ。

 気晴らしに寄った古書店で手に入れた黒魔術の本がある、DQNどもに見つかるととられるので気になるページを切って、教科書に挟んで読んでいる。六芒星の中心部に血液を供えてクダサイと書いてある。実際この本は5ページくらいしかなく、笑っている悪魔の挿し絵や殺し合いをしている人々の挿し絵がある程度だった。興味深いのは挑戦する勇気の有るものここに血を捧げよさせれば願いかなえようと仰々しく書いてある。黒豚「何が願い叶えようだバカちん」と悪態をつきながらカッターで指を切って血を六芒星の真ん中に垂らしてみた。 

黒豚「何も起こらねえよな。今日も1日耐えて帰ってプレステとデュエルナイトでもやるか。」と考えていた。視界がぼやける、空間が歪んでいる、何かに引きずり込まれる感覚に教われた。

 突然俺は国会議事堂みたいなイスに座っていた。「これは一体まさか?」黒魔術の効果が成功したかと思った。ワクワクした。しかしながら異世界にやってきたのは俺だけでなかったクラスの屑どももイスに座っていた。どうやらクラスで転生してしまったようだ。黒豚「なんてことだ失敗だ。」 周りの奴らも騒ぎはじめ「なんで?イス変わってるの?」 村岡「え!まじ!何これ異世界とか?」とおどけていた。クラス委員の金子阿見が「先生とか探してくる」とたち上がった。

「その必要はありませんよ」と声が聞こえた、その声は鉄の扉から発せられた。 扉が空きそこには執事のような格好をしてきばのはえた長身の男?が立っていた。しかし裸の色がおかしい、紫色だったのだ。男は自己紹介をした。「ようこそ皆様異世界バトルロワイヤルにご参加頂きありがとうございます。私案内人、進行役を務めさせて頂くサバトと申します。」と...

 クラスの連中が唖然としている。そして現実を受け入れられないというようにほほを叩いてる奴もいた。

サバト「今回はそこにいる黒沢徹様の血の契約によって皆様のバトルロワイヤルの参加が決定されました。是非とも勝ち残って願いをかなえて下さいね。」

黒豚 (余計なこと言うんじゃねえよ!クラスの奴から叩かれるじゃねぇかていうか俺の名前出すんじゃねぇよ。) 俺はめちゃくちゃ焦った。村岡「おい!黒豚てめェ何やらかしたんだよ!殺すぞ豚」案の定村岡が突っかかってきた。「黒豚テメエのせいで帰れねぇだろ死ねよ!」とクラスカーストがさほど変わらぬ舘裕太朗までもが悪態をついてきた。黒豚(こいつくらいなら絶対喧嘩しても勝てるのにムカツクなぁ)と思った。ギャル女の野田美佐も「豚まじでキモい空気読めや」と言ってきた。

サバト「ハイハイ皆さん御静粛に今からゲームの説明と質疑応答を行いますのでご協力ください」と言い俺は内心ほっとした。クラスの奴らも神妙にサバトを見ている。

サバト「このゲームに参加できる皆さんは大変幸福です。むしろ黒沢様に感謝するべきですよ。」と語り出した。サバト「皆様に行ってもらいますのはカードゲームを用いた殺し合いです。団体戦、個人戦を経てまずは5人に絞ります。そしてこの世界の五つの国に仕えて、戦争に勝てば終了です。それでは質問どうぞ!」

 皆沈黙している、現実が受けとめられず固まっているのだろう。そしてハ~イと聞こえたクラスの天使 中野スズさんだ 誰にでも優しく容姿端麗クラスの男は皆狙ってるであろう存在である。そして黒豚である俺にも差別なく接してくれるので惚れない訳がない。スズ「殺し合いってなんですか?例えば皆放棄してこの世界で仲良く暮らすとかできませんか?」と中中いい質問と提案をしていた。サバト「かまいませんよ。」とあっさり答えた。クラスのばかども「やりーそれなら問題ないじゃん」

 だがそう甘くはなかった。サバト「皆様がゲームを放棄してしてまうのは非常に残念です。私の判断でゲーム放棄が確認された場合ゲームログインできないようにします。カードの中には食糧カードもあり、まぁ皆様の栄養源が入手出来なくなるのでそのあとはどうなりますかね。皆様の裁量におまかせします!」と言った。

村岡「それなら野草とか動物とか捕まえて食えばよくね」と発言した。野田「お前頭いいな!」とくだらないやり取りをしだした。サバトがため息をつく「あぁこの島の草花や動物ですか。私の育てたもの連れてきた動物は全て毒を持ってますよ♪」

 クラスの連中は落胆した。おとなしい山岡美代は泣き出していた。 サバト「質問は他にありますか?これからゲームの説明とカードとバインダーを配ります。」

サバトが指揮者の用に手を振りかざすと皆の机の上にバインダーが出現した。

黒豚(これは凄い俺のやってるスマホゲーデュエルナイトみたいじゃん。)

サバト「さて皆様にバインダー行き渡りましたね。それは武器カード5枚、食糧カード1週間×5枚、魔法カード5枚、モンスターカード5枚となっており、ランダムで配られてます。ガチャは1日1回 ログインボーナスもあります。課金はありませんが殺した相手の数だけポイントが貰え欲しいカードかレアガチャを引けます。」 

 「使い方は簡単バインダーからカードをだすだけです。武器や魔法も簡単に実体化して誰でも使えますのでご安心下さいね。」

黒豚(正直疲れたスマホゲーの説明をリアルに聴くとめちゃくちゃ時間かかるなと感じた。) サバト「そして団体戦は23名を3チームに分けて行います。使えるのはモンスターカードのみです。競技については今から準備します、それとチーム分けもね皆様30分ほど休憩してください。トイレは扉出て右手ですよ。あといかなる暴力行為、争いはゲーム以外では禁止します。見つけたら私が当事者を殺しますよ!」とさらりと言った。

 黒豚(あいつ怖いなていうかへらへらしてるけど目が笑ってない)

 30分後ー名簿が張り出されていた。俺のチームはとCグループか。野田美佐、舘裕太朗、中野スズ、村岡守、小川幸、神田冴の7人だった。黒豚(村岡いるのかうぜぇな。)

男子11名女子12名計23名をABCの三個にわけただけのものだった。

団体戦 綱引きと記載があった。最初の部屋に戻り座ると同時にサバトがまた話始めた。「はいー皆様お待ちかね団体戦でございます。綱引きですよ。これは手札のモンスターカードを一人一枚ずつ召喚して闘わせます。その結果で皆様の生死が決まりますので慎重に選んで下さいね。尚7名様のチームは一人だけなら2枚だしていいです。これも相談して決めて下さい。」

 会場がざわついたチームが何となく集まり皆一様にモンスターカードを見ている。攻撃力と守備力の数値しかなく単純なカードだった。村岡「これモンスター強いの選ぶんでしょ、おい!黒豚攻撃力強いの見せろよ。」 黒豚「これは攻撃力の勝負じゃないよ、防御力の数値で決まると思う。」

村岡「何でだよどう考えても力勝負だから=攻撃力じゃん。」舘「黒豚、適当いってんじゃねぇぞ。」 黒豚「俺はこのゲーム一回やってるんだよスマホで、全く同じ競技があって実は防御力の総合が大きい方が綱引きに勝利するシステムのはずだよ。」

スズ「このゲームと黒沢君のやってるゲームが同じだと言えるの?」 村岡「そうだよ黒豚命かかってんだからよ、お前のやってるクソゲーと一緒にすんなよ」 黒豚「死にたかったら防御力の低いの選べよ!いいかデュエルナイトと同じシステムだこれは、食糧、武器、魔法、モンスターとなっている点、チュートリアルイベント競技綱引きで防御力の高いのをださせて勝たせる点全て同じだ💢」 と村岡の前で語気を強めてしまった。野田「何むきになってんのブーちゃんそのボウギョが強いの出せば勝てるんでしょならやろうよ。」 黒豚「俺はそうするのが懸命だと思う」といった。他の2名もわからないらしく賛成してくれた。何か少し嬉しくなった。本当はクラスの奴なんか殺したいくらいにしか思ってなかったからだ。神田「ねぇいまの話して他のチームに聞かれてないよね?」 村岡「大丈夫だ少し仲いい奴に近づいたが攻撃力つえぇこれとか言ってる連中ばかりだ。」 黒豚「勝負は2回あるから2000前後の奴を出すんだ、防御打点の高いカードを3枚持ってる人2人いれば交互に出して欲しい」小川「あ!防御1850、2200、1950てあるわ。俺2まいだすよ。」村岡「黒豚なんで2000前後なの俺は3200ある奴いるしね。」黒豚「もったいないのもあるよもし攻撃力だけでみてたら2000~2500のやつを出すだろ、防御で強いのて1500~位なんでそう思っただけ。」スズ「私も防御2000×3枚あるわ。出すわよ2回目にね。」

村岡「おーしきまりだな」 黒豚(防御3200てなんだ?攻撃力1000以下のキャラぽいな。) このカード類はモンスターの攻撃と防御どちらかが強いとだいたい調整されるのである。

サバト 「はい!皆さんゲームの時間ですよ。ABの方はこの円の中に入って下さい」

円の中にはワイヤーロープが置かれており、真ん中に赤い記がついていた。

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