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シンガポール駐在 残念だった事 その壱

家賃・物価の高騰

通算16年も駐在していれば普通に感じる事だが、特に駐在の後半時期はそれまでの上昇と比較にならなかった。

家賃:先ず家賃であるが駐在の2/3期間は会社の割当らてた予算内で大概の場所で物件を探し住む事が出来た。しかし残り1/3は予算内では住む場所が限られてしまい、子供の幼稚園のスクールバスが来る場所に住むには予算オーバーの所に住む他なかった。よって駐在期間中の1/3は予算オーバー分を給与から払っていた。会社の規模によって予算は本当にピンキリだけど、この時は本当に俺は駐在員?と思った。この事実が帰任しても良いかなと思ったキッカケだ。

物価:日本と同じ生活を送ろうと思えばお金があれば出来る。駐在初期は”美味いまずいは別としてお金を出して食べられないものはない”という環境だったが、後半以降は”お金を出せば日本よりも美味しいものが食べられる”環境に変わった。現地スタッフは物価上昇=賃金上昇で物価は上がっているが、賃金も上がっているのでそんなにギャップは無かったと思う。しかし私は日本ベースでの賃金上昇だったので現地シンガポールの物価上昇ペースに追いつかない時期が駐在後半期に来た。それまでは日本よりも多少物価的にゆとりがある生活が出来ていたが、家賃同様に駐在期間の残り1/3はゆとりなど無かった。ビックリしたのはある時家族3人で日系のラーメン屋さんに行き、それぞれラーメンを注文し、ビール小瓶2本と焼き鳥5本セットで合計税込みで日本円換算で1万円近くした。。

大袈裟に言うと物価上昇と家賃上昇がシンガポールに居るメリットある?と疑問を感じたのが帰任を後押しした。


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