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【レビュー】マンチェスター・ユナイテッドU23vsエヴァートンU23

●スコア

マンチェスター・ユナイテッド 3-0 エヴァートン

●STARTING Ⅺ・SUBSTITUTES

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サブ:ガルナチョ、ハンセン、シルベルデスキ、Vitec、フレデリクソン

●ユナイテッドの猛攻vsエヴァートンのカウンター

布陣:ユナイテッド4-2-3-1、エヴァートン5-4-1

エヴァートンは5-4-1でWGが内側に絞り、中央を固め、ミドルプレスをする形。しかし、選手間の距離が悪いので、ライン間で受けられたり、ドリブルで簡単に持ち運ばれてしまうことに。


ユナイテッドは4-2-3-1をベースに1トップの脇にダブルボランチが位置取るが、イクバルは自由に上下運動を繰り返し、サベージが後ろ残りする形。
前線の選手や前線と入れ替わる形で2列目の選手が裏抜けしたり、内側に絞るWGが外のスペースを目掛けて走ったり、前線の選手が受けに降りたりなど、流動的な選手の動きによりスペースと時間を作る。背後とライン間で受ける選手のバリエーションの豊富さで相手を翻弄していた。
1点目は試合を通してあまり敵陣に侵入しなかったサベージがバイタルエリアに侵入し、先制点をもぎ取った。

チャーリー・サベージ

ユナイテッドのCB-SB-OMF(or WG)で構成された三角形の駆け引きが面白かった。CBがボールを持った時にエヴァートンのWGと中盤の選手のゲートにOMF(or WG)が立つことにより、エヴァートンのWGを更に内側に絞らせることができる。(縦パスを通されたく無いから内側に絞る)
よって、タッチライン際で高い位置を取るSBへのパスコースが出来る。CBはキックフェイントを混ぜながら相手を惑わし、SBへパスを出すのか縦パスを突き刺すのかを判断していた。


自由に動き回るメジブリとそれに連動するアルバロは見応えあった。
メジブリが内側から外のスペースを目掛けてランニングした際にはアンダーラップでポケットに侵入したり、ワイドに開いているときは偽サイドバック的な役割で内側にポジショニングしパスコースを作ったり、ダブルボランチの脇を突いたときは大外を走り抜けたりなど、サッカーIQの高さが顕著に現れていた。また、相手の最終ライン上で攻撃参加した際には背後にいるチームメイトにワンタッチでパスしたりなど瞬時の判断と視野の広さが際立っていた。

左:ハンニバル・メジブリ
右:アルバロ・フェルナンデス

61分にエメランに代わって入ったガルナチョも印象的だった。
秀逸なオフザボール且つ正確なファーストタッチでシュートまで行ったり、ドリブル(縦突破&カットイン)で相手を置き去りにしたり、正確なクロスでアシストを記録した。17歳ながらアルゼンチン代表に選出された逸材には今後も注目。

アレハンドロ・ガルナチョ

そんな攻撃に厚みがあったユナイテッドに対してエヴァートンはカウンターを狙っていた。1トップのポストプレー含めたレイオフで前向きの選手を作ったり、ボールサイドに寄るサベージとライン間にイクバルがいるので、中央にスペースができ、試合を通してエヴァートンは積極的に中央経由でカウンターを狙っていた。

ユナイテッドの3ゴールは下記の3つのリンクから見れます。

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