鹿島アントラーズのOB人事について
ここ数年議論されている鹿島の「OB監督人事」。「クビへのカウントダウン」、「人材は有限」など現場内外から色々な声が聞こえる。今回はそんなOB人事を自分の頭を整理する意味でまとめていく。
■クラブにOBは必要か?
YES.
厳密にはOBも必要だと考える。これは誰もが言う通り、クラブを長年知る人材はフィロソフィーの伝承や空気感を伝えてくれる貴重な存在。外部の誰かが実行しようとしても難しいものだと思う。ただ、それがOBばかりになってしまうと、そのやり方だけに偏向してしまい、新たなアイディアや解決策が枯渇してしまう恐れがある。そのため、外部出身の人間も必要と考える。
■OBの監督人事には賛成か?
適性があると考えるならYES.
適性がない or 力を発揮できるタイミングでないならNO.
そもそも僕は人には向き不向きなどの適性があると思っている。CEOが1番とも思わないし、清掃員が下だと思わない。その人にしかできないオンリーワンのポジションになればいいと思っている派だ。サッカー選手だからサッカーのコーチに向いているかもわからない。
その前提でOBのキャリアを考えてあげるべきだと僕は思う。逆を言えばOB本人は自分で見出せるキャリア形成をしてもらいたい。今はどちらかというと、クラブがポストを用意していて、OBも他の選択肢にリスクが取れないが故にそのポストにハマっていると感じる。これはあくまで個人の意見。
話を戻して、僕の考えるOB人事の理想は
①サッカー界で力を発揮できる素質がある
↓
②鹿島で働いてもらいたい存在である
↓
③客観的に見ても監督タイプの人間
↓
④鹿島の勝利のために監督として活躍することをゴールに育成する
※本人の希望を考慮
別に監督が全てじゃなくていいと思うし、タイミングとかも含め本人がもう少し主体的に選べるセカンドキャリアの世界になればと思う。←何様って話だが。
■今後注目の人物
個人的に今、注目しているのはやはり小笠原。彼はもはや鹿島そのものであり、慎重に導いてあげなければならないレジェンド。仮に監督をやって結果がでなければ彼のキャリアに傷がつくし、熟成させすぎて蓋を開けたらとんでもなかったみたいなのも怖い。逆に監督して優勝しまくっても長期政権から抜けるのが難しくなりそうだし、そのくらいパワーを持っている。だからこそ、適性を見極めてほしいなと僕は思う。それが強化部長だったら、満さんとの共存は?とかの議論をすればいいし、ポストの幅はクラブ次第だ。
次はレオシルバとスンテ。彼らは外国籍選手の中でもスムーズに馴染み、結果も出してきた。何より、鹿島の選手として振る舞うことに長けた選手である。そんな彼らのキャリアを今後どのように考えているのかが気になる。個人的には外国籍選手と日本人選手の橋渡し役として、アドバイザー的なのが向いてそうな気がする。
■最後に
今回はメモ程度なので短め。監督人事とかOB人事には正解とか1番がないと思っている。その中でも、お互いにハッピーになる方法や人財資源の有効化はたくさんの方法があるだろうし、クラブには他が成し得ないチャレンジをやってほしい。すべては勝利のために。
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